【11月から】三菱UFJ・auじぶん銀行・地銀が円定期預金金利を引き上げ|三菱UFJは1年0.70%

三菱UFJ銀行・auじぶん銀行・地方銀行の円定期預金金利引き上げを示す図 銀行

三菱UFJ銀行とauじぶん銀行が、2026年10月30日に円定期預金金利の引き上げを発表しました。同じ日に、北洋銀行・七十七銀行・京都銀行・常陽銀行などの地方銀行も引き上げを発表しています。三菱UFJ銀行と地方銀行は11月2日(月)、auじぶん銀行は1日早い11月1日(日)から新しい金利を適用します。この記事では、各行の変更前後の金利を表で比べ、預け入れのタイミングで気をつけたい点を整理します。

前日の10月29日には、みずほ銀行・三井住友信託銀行なども同じ11月2日付の引き上げを発表しており、今回の発表で大手行の多くが足並みをそろえた形です(前回の記事)。

三菱UFJ銀行の1年ものは0.700%、地銀は0.600〜0.700%に

代表的な1年ものと5年ものを並べました。金利はいずれも税引前の年率で、各行の公式発表の数値です。京都銀行は改定後の金利と改定幅だけを公表しているため、変更前は改定幅から逆算しています。

銀行適用日1年もの(変更前→変更後)5年もの(変更前→変更後)
三菱UFJ銀行11月2日0.500%→0.700%1.000%→1.100%
auじぶん銀行11月1日0.50%→0.63%1.80%(据え置き)
北洋銀行11月2日0.500%→0.700%1.000%→1.100%
七十七銀行11月2日0.500%→0.650%0.750%→1.000%
京都銀行11月2日0.500%→0.650%0.900%→1.125%
常陽銀行11月2日0.500%→0.600%0.600%→0.825%

三菱UFJ銀行:1か月〜10年ものをすべて引き上げ

対象はスーパー定期と大口定期預金です。1か月〜6か月ものは0.500%から0.625%へ、1年ものは0.500%から0.700%へ上がり、引き上げ幅は1年ものの0.200%が最大です。2年ものは0.800%、3年〜10年ものは一律0.100%の引き上げで、10年ものは1.350%になります。前日に発表されたみずほ銀行の改定後の金利と同じ水準です。

auじぶん銀行:短期は小幅、デビュー応援定期は1年1.90%に

個人の円定期預金は、1か月もの・1年ものが0.13%、2年ものが0.15%、3年ものが0.20%の引き上げです。3か月もの(0.50%)、6か月もの(1.27%)、5年もの(1.80%)は変わりません。もともと6か月ものと5年ものは他の期間より高めに設定されているため、今回は短期と中期を底上げした形です。

新規に口座を開設した人向けの「デビュー応援定期預金」も、1年ものが年1.40%から年1.90%へ上がります。一方で、デビュー応援定期預金の3か月ものは提供を終了します。対象期間は口座開設月の翌々月末までで、開設日によって提供金利が違うと案内されています。

地方銀行:5年ものの引き上げ幅が大きい銀行も

  • 北洋銀行:スーパー定期などが対象で、期間ごとの金利は三菱UFJ銀行と同じ水準になります。財形預金と確定拠出年金専用定期預金も同様に引き上げます。
  • 七十七銀行:5年ものの引き上げ幅が0.250%と大きく、1.000%になります。円貨貯蓄預金も、300万円未満で0.400%から0.500%へ上がります。
  • 京都銀行:スーパー定期・大口定期のほか、ネットダイレクト定期預金も対象です。5年ものは0.225%上がって1.125%になります。
  • 常陽銀行:長い期間ほど引き上げ幅が大きく、10年ものは0.300%上がって0.925%になります。

このほか、足利銀行・武蔵野銀行・千葉興業銀行・京葉銀行・大垣共立銀行・十六銀行・名古屋銀行・南都銀行・山陰合同銀行・阿波銀行・愛媛銀行・鹿児島銀行・宮崎銀行・沖縄銀行・岩手銀行なども、10月30日に円定期預金金利の改定を公式サイトで発表しています。期間ごとの金利は、各行の発表で確認してください。

利用者への影響:100万円を1年預けると利息は年2,000円増える

三菱UFJ銀行の1年ものに100万円を預けた場合、税引前の利息は0.500%なら年5,000円、0.700%なら年7,000円です。税引後は、利率に約0.8を掛けた額が目安になります。三菱UFJ銀行の1年もの(0.700%)は、改定後のauじぶん銀行の1年もの(0.63%)を上回る水準です。

ただし、auじぶん銀行の5年もの(1.80%)のように、ネット銀行が特定の期間だけ高い金利を設定している例は残っています。預ける期間が決まっているなら、その期間の金利で比べるのが確実です。

注意点:適用日より前の預け入れは旧金利

  • 新しい金利が適用されるのは、適用日以降の新規の預け入れと継続です。auじぶん銀行は10月31日(土)まで、三菱UFJ銀行と地方銀行は11月1日(日)までの預け入れに、改定前の金利が適用されます。
  • 固定金利の定期預金は、一般に預け入れ時の金利が満期まで続きます。すでに預けている定期は、自動継続などで次に預け替えるときから新しい金利になります。
  • 表の金利は店頭表示の金利です。キャンペーンの特別金利は別に定められている場合があります。
  • 各行とも、金融情勢によって予告なく金利を変更することがあると案内しています。最新の金利は各行の公式サイトで確認してください。

考察:同じ日付での一斉改定が地銀まで広がった

auじぶん銀行と七十七銀行は、日本銀行の政策金利引き上げに伴う市場金利の変動を理由に挙げています。29日のみずほ銀行・三井住友信託銀行に続き、30日には三菱UFJ銀行と全国の地方銀行が同じ11月2日付の改定を発表しました。1年ものの水準は多くの銀行で0.6〜0.7%にそろってきた一方、5年・10年ものは銀行ごとの差が大きくなっています。短期で預けるなら大きな差はつきにくく、長期で預ける場合ほど銀行選びで利息が変わる状況です。

まとめ

  • 三菱UFJ銀行は11月2日から1年もの0.700%、5年もの1.100%に引き上げ
  • auじぶん銀行は11月1日から1年もの0.63%。デビュー応援定期預金の1年ものは1.90%に
  • 北洋・七十七・京都・常陽銀行など多くの地方銀行も11月2日から引き上げ
  • 新規の預け入れは適用日以降のほうが有利。既存の定期は継続時から新金利

関連記事

出典:三菱UFJ銀行「円定期預金金利の改定について」(2026年10月30日)
元記事URL:https://www.bk.mufg.jp/news/news2026/pdf/news1030_2.pdf
出典:auじぶん銀行「円定期預金金利およびデビュー応援定期預金金利改定のお知らせ」(2026年10月30日)
元記事URL:https://www.jibunbank.co.jp/announcement/2026/1030_03.html
出典:北洋銀行「預金金利の引き上げのお知らせ」(2026年10月30日)
元記事URL:https://www.hokuyobank.co.jp/newsrelease/pdf/20261030_076980.pdf
出典:七十七銀行「預金金利の引き上げについて」(2026年10月30日)
元記事URL:https://www.77bank.co.jp/pdf/newsrelease/2026/26103007_kinri.pdf
出典:京都銀行「定期預金金利の引き上げについて」(2026年10月30日)
元記事URL:https://www.kyotobank.co.jp/news/2026/1030_01.pdf
出典:常陽銀行「定期預金金利の引き上げについて」(2026年10月30日)
元記事URL:https://pdf.irpocket.com/C8333/xoA3/f6yw/RieF/OBfp.pdf

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