ソニー銀行は2026年10月30日、デジタル証券に関連する外部委託先のシステムが不正アクセスを受け、同行の顧客621名分の情報が外部に漏えいしたと発表しました。このうち4名は氏名・住所・生年月日・口座番号が、617名は氏名が漏えいしています。対象者には同行から個別に連絡があり、不正な取引は確認されていません。この記事では、発表内容と、対象かもしれないと感じた人が取れる対応を整理します。
漏えいしたのはデジタル証券の顧客情報で、ほかのサービスは対象外
ソニー銀行の発表によると、不正アクセスを受けたのは、デジタル証券に関連する外部委託先1社が提供するシステムです。同行は、デジタル証券以外のサービスには関係しないと説明しています。預金口座やSony Bank WALLETなどを利用しているだけの人は、今回の漏えいの対象には含まれません。
| 人数 | 漏えいした情報 |
|---|---|
| 4名 | 氏名、住所、生年月日、口座番号 |
| 617名 | 氏名 |
発表では「漏えいした可能性」ではなく、委託先のログ調査で外部への漏えいが確認されたとしています。一方で、漏えいした個人情報がインターネット上に公開・拡散された事実は、現時点で確認されていないとしています。
委託先が異常を検知した当日に、銀行へ第一報
- 2026年10月29日(木):外部委託先が自社システムの異常を検知し、調査を開始。同日中に外部からの不正アクセスと特定し、ソニー銀行に第一報
- 委託先のログ調査で、ソニー銀行の顧客情報の漏えいを確認
- 2026年10月30日(金):ソニー銀行が公表
検知から公表までは1日です。委託先の社名や、不正アクセスの手口は発表に書かれていません。
利用者への影響と、問い合わせ先
ソニー銀行は対象の顧客に個別に連絡し、説明と必要な対応を行うとしています。不安がある人は、同行が案内している次の窓口に問い合わせできます。
| 窓口 | 不正利用緊急ダイヤル |
|---|---|
| 電話番号 | 0120-365-738(フリーダイヤル)、03-6731-1340(通話料有料) |
| 受付時間 | 9:00〜17:00(土日祝日を含む) |
電話番号は、ソニー銀行の公式サイトのお知らせで確認してからかけると安心です。
注意点:漏えいを口実にした連絡に気をつける
4名については住所と口座番号まで漏えいしているため、郵便や電話で金融機関を名乗る連絡が届く可能性を考えておく必要があります。氏名だけの617名も、デジタル証券の利用者であることと結びついた情報として扱われるおそれがあります。
- 「情報漏えいの補償」「口座の確認」などを理由に、暗証番号やパスワード、ワンタイムパスワードを聞き出そうとする連絡には応じない
- メールやSMSのリンクからログインせず、公式アプリやブックマークした公式サイトから確認する
- 入出金の明細を定期的に確認し、覚えのない取引があればすぐに同行へ連絡する
個人情報が漏えいしたときの一般的な対処は、IPAが公開した対処法の記事にまとめています。
考察:銀行本体ではなく委託先が狙われる事例が続いている
今回の不正アクセスは、ソニー銀行のシステムではなく、デジタル証券に関わる委託先のシステムで起きました。10月には、メール配信の委託先への不正アクセスにより、複数の銀行がメールアドレス漏えいの可能性を公表しています。銀行本体の守りが固くても、新しい商品ほど外部の事業者と組むことが多く、その接点が弱点になりえます。利用者の側でできるのは、自分がどのサービスにどんな情報を預けているかを把握し、そのサービスからのお知らせを見落とさないことです。
まとめ
- ソニー銀行のデジタル証券に関わる外部委託先が不正アクセスを受け、621名の情報が漏えい
- 4名は氏名・住所・生年月日・口座番号、617名は氏名。デジタル証券以外のサービスは対象外
- 不正な取引や、ネット上での拡散は現時点で確認されていない。対象者には個別に連絡
- 漏えいを口実にした電話・メールでパスワードなどを伝えない
出典:ソニー銀行「デジタル証券に関する外部委託先への不正アクセスによるお客さま情報(氏名、住所、生年月日、口座番号:4名、氏名:617名)の漏洩について」(2026年10月30日)
元記事URL:https://sonybank.jp/info/2026/1030-01.html


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