中央区の小学校選びで「特任校制度」と調べる方もいますが、中央区の公式な制度名は「特認校制度」です。住所で決まる指定校を基本としつつ、令和9年度(2027年度)の新1年生は、区内5校の「特認校」に通学区域を越えて申請できます。
この記事では、中央区が公開した「令和9年度新1年生対象 中央区立小学校案内」をもとに、対象校、申請資格、説明会と本申請の日程、抽選、スクールバスまで整理します。結論からいうと、まず確認すべきなのは通学方法を含めて6年間通えるか、そして各校の教育方針に納得できるかの2点です。
中央区の特認校制度とは
中央区では、住所ごとの通学区域に基づいて入学する「指定校」が決まります。特認校制度は、この仕組みを前提に、施設に余裕のある特定の小学校について、中央区内のどこからでも希望により就学できるようにする学校選択制です。
ただし、中央区立小学校17校から自由に選べる制度ではありません。令和9年度の対象は、城東小学校、泰明小学校、京橋築地小学校、常盤小学校、阪本小学校の5校です。
対象者と就学条件
申請できるのは、申請時点で中央区に在住し、2027年4月に小学校新1年生になる予定の子どもです。申請後に中央区外へ転出した場合は、申請を辞退した扱いになります。
- 子どもと保護者が、希望校の教育方針などに賛同すること
- 子どもが自力で通学できること。自転車通学は禁止で、公共交通機関を使う場合は保護者の責任で安全を確保し、ルールやマナーを守れること
- 原則として卒業まで通学すること
入学後に中央区内で転居しても、特認校への通学は継続できます。一方、区外へ転出した場合は転校となります。
令和9年度の特認校5校と受入れ予定人数
| 特認校 | 受入れ予定 | 学校説明会 | 教育の特色 |
|---|---|---|---|
| 城東小学校 | 35人 | 9月17日(木)14:30〜15:30 | 問題解決型学習や体験活動を通した理数教育 |
| 泰明小学校 | 35人 | 9月17日(木)14:00〜 | 幼小9年間を見通した教育、銀座の地域と連携した活動 |
| 京橋築地小学校 | 15人 | 9月15日(火)15:00〜 | マーチングバンド、マイスクールスポーツなど |
| 常盤小学校 | 15人 | 9月18日(金)14:00〜 | 地域に根ざした教育と国際教育 |
| 阪本小学校 | 5人 | 9月10日(木)15:00〜 | 伝統文化理解、金融・法教育、都市型環境教育 |
受入れ予定人数は確定枠ではありません。通学区域内の児童数や指定校変更の承認者数により増減し、申請締切後に最終人数が決まります。各校の説明会も日程や内容が変更される可能性があるため、参加前に中央区立小学校の公式ホームページ一覧から最新情報を確認してください。
学校説明会の申込は8月12日〜24日
特認校の学校説明会は事前申込制です。令和9年度向けの申込期間は、2026年8月12日(水)から8月24日(月)までです。説明会は複数校に申し込めます。
- 先着順ではありません
- 定員を超えた場合は抽選となり、結果は9月1日ごろを目途に通知されます
- 参加できるのは、席の都合上1家族1人です
- 説明会に参加できない場合でも、各校ホームページで教育方針や学校施設などの資料を確認できます
2026年8月8日時点では申込開始前です。日程が近いため、希望校が決まっていない家庭は、先に複数校の公式ホームページと通学経路を確認しておくと動きやすいでしょう。
特認校制度の本申請は10月1日〜15日
学校説明会の申込とは別に、特認校制度そのものの申請が必要です。受付期間は2026年10月1日(木)から10月15日(木)までで、期限後の申請は受け付けられません。
申請前に用意するもの
- 希望校の「教育方針等確認書兼誓約書」(署名が必要)
- 保護者の本人確認書類(運転免許証、パスポート、マイナンバーカード表面など)
申請はLoGoフォームによる電子申請です。窓口や郵送では受け付けていません。電子申請が難しい場合は、受付期間内に中央区教育委員会事務局学務課へ相談してください。
確認書を添付していない場合や、署名がない場合は受付になりません。また、スクールバスを利用する予定でも、申請時にはバス以外の通学経路を入力する必要があります。
申請結果と抽選の仕組み
申請結果は11月上旬に通知されます。申請者が最終受入れ人数を超えた学校では抽選が行われ、補欠になった場合は、辞退者が出たときに登録順位に従って繰り上げ当選となります。
補欠登録は2026年12月21日(月)までです。期限までに繰り上げ当選とならなかった場合は、原則として通学区域の指定校に入学します。抽選にならず受入れ可能な別の特認校がある場合に限り、最初の希望校で当選しなかった人を対象に再申請が案内されることがあります。
過去の申込状況は「倍率」として見ない
令和8年度の申込者数は、城東137人、泰明47人、京橋築地23人、常盤86人、阪本31人でした。このうち城東、常盤、阪本では受入れ予定を上回り抽選が行われています。ただし、受入れ人数は通学区域内の児童数などで毎年変わるため、前年の申込者数と最終入学者数から単純な当選倍率を出すのは適切ではありません。
スクールバスを利用できる学校
月島地域からは、城東・泰明・常盤・阪本小学校の4校へ無料のスクールバスが運行されます。平日の登校時1便、下校時2便で、月島地域の指定5か所と各校正門付近を結びます。
- バスに補助員は同乗せず、子どもが一人で乗降します
- 学校行事や通常ダイヤ外の下校、交通事情による大幅な遅延時などは家庭での対応が必要です
- 京橋築地小学校は、令和9年度中の運行開始に向けて検討中であり、現時点で利用を前提にはできません
申請前に家庭で確認したい4つのこと
1. 毎日の通学を実際の時間帯で試す
地図上では近く見えても、朝の混雑、乗り換え、雨天時の移動で負担は変わります。自宅から校門までを子どもの歩く速度で確認し、スクールバスを使えない日も通えるか考えておきましょう。
2. 指定校と特認校を両方見る
特認校だけでなく、地域の指定校についても学校公開やホームページで確認することが大切です。教育内容に加え、放課後の友人関係、学童、災害時の引き取りなど、生活全体で比較すると判断しやすくなります。
3. 「指定校変更」との違いを確認する
身体的な理由、通学区域内への転居が確実、兄姉が同時に在学、併設の区立幼稚園または阪本こども園に在園しているといった事情がある場合は、指定校変更の審査対象になることがあります。指定校変更を申請している人は特認校制度に申請できないため、該当しそうな場合は先に学務課へ相談してください。
4. 最新情報を申請直前に再確認する
受入れ人数、説明会、スクールバスなどは変更される可能性があります。9月18日以降に各校ホームページへ掲載される教育方針・学校施設資料と「教育方針等確認書兼誓約書」を確認し、10月の申請前に中央区の案内をもう一度読み直しましょう。
まとめ
中央区の特認校制度は、住所で決まる指定校以外に、5つの小学校を選択肢に加えられる制度です。ただし、教育方針への賛同、自力通学、卒業までの通学が条件で、申請多数の場合は抽選になります。
令和9年度新1年生の家庭は、8月12日〜24日の学校説明会申込、9月18日以降の教育方針等確認、10月1日〜15日の本申請という順番を押さえておきましょう。制度や手続きは中央区教育委員会事務局学務課学事係(03-3546-5512〜5514)、学校公開や教育内容は各校へ確認できます。
出典:中央区「令和9年度新1年生対象 中央区立小学校案内」(公開日記載なし、2026年8月8日確認)
元記事URL:https://www.city.chuo.lg.jp/documents/4598/r9syouannai.pdf
出典:中央区立小中学校・幼稚園 新ホームページ一覧(2026年8月8日確認)
元記事URL:https://edu-chuo.tokyo/

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