楽天銀行と楽天証券は2026年10月13日、口座連携サービス「マネーブリッジ」を、2026年10月25日(予定)から未成年口座でも使えるようにすると発表しました。2027年1月に始まる「こどもNISA」(0〜17歳が対象のNISAつみたて投資枠)の口座も対象です。この記事では、変更点、使えるようになる機能、家族で口座を持つ場合の注意点を整理します。
マネーブリッジとは
マネーブリッジは、楽天銀行と楽天証券の口座を連携させる無料のサービスです。2011年4月に始まり、2026年8月に設定口座数が700万を超えたと公表されています。これまでは成人口座だけが対象でした。
設定すると、主に次の3つが使えます。
- 普通預金の優遇金利:前月末時点で設定済みなら、当月の楽天銀行普通預金に優遇金利が付く
- 自動入金(スイープ):楽天証券で買い付けるときに不足する資金を、楽天銀行の残高から自動で入金
- 自動出金(スイープ):楽天証券口座の資金を、毎営業日の夜間に楽天銀行の普通預金へ自動で出金
今回の変更点
| 項目 | 変更前 | 2026年10月25日(予定)以降 |
|---|---|---|
| マネーブリッジの対象 | 成人口座のみ | 0〜18歳未満の子ども名義の未成年口座も対象 |
| こどもNISA | (2027年1月開始) | こどもNISAを含む未成年口座で利用可 |
| 未成年口座の特典 | なし | 普通預金の優遇金利、自動入出金(スイープ) |
未成年口座の自動入金の対象は、国内株式(現物。単元未満株の取引と積立を含む)、米国株式(円貨決済。積立を含む)、投資信託(積立を含む)、債券(円貨決済)、ロボアドバイザー型の投資一任サービス、IPO・PO、金・銀・プラチナと案内されています。
普通預金の優遇金利
同じリリースの注記で、マネーブリッジ登録者の普通預金金利が2026年11月2日から引き上げられることも示されています。未成年口座でも、設定を済ませればこの金利の対象になります。
| 普通預金残高 | 現行(税引前/税引後) | 2026年11月2日から(税引前/税引後) |
|---|---|---|
| 1,000万円以下の部分 | 年0.48%/年0.382% | 年0.58%/年0.462% |
| 1,000万円を超える部分 | 年0.42%/年0.334% | 年0.52%/年0.414% |
普通預金金利は変動金利で、金融情勢によって予告なく変わることがあります。
記念キャンペーン(予定)
未成年口座が対象になることを記念して、未成年口座の利用者を対象に、エントリー、マネーブリッジの登録、楽天銀行口座への入金を条件として、現金2,000円を進呈するキャンペーンが予定されています。期間や細かな条件は、近日中に楽天銀行のウェブサイトで案内されるとのことです。
利用者への影響
- 子ども名義の資金も優遇金利の対象に:これまで子どもの口座では受けられなかった普通預金の優遇金利が、設定すれば適用されます。
- 積立の入金を自動化できる:こどもNISAの積立代金を、楽天銀行の残高から自動で入金できるため、証券口座への入金を手作業で管理する手間が減ります。
- 家族で同じ仕組みを使える:親がすでにマネーブリッジを使っている場合、子どもの口座も同じ流れで管理できます。
注意点
- 開始日の2026年10月25日は「予定」です。実際の開始は公式の案内で確認してください。
- 優遇金利は「前月末時点で設定済み」の口座に、当月の1か月間適用されます。設定した月にすぐ適用されるわけではありません。
- 楽天銀行と楽天証券の両方に、子ども名義の口座が必要です。
- キャンペーンは「開催予定」の段階です。エントリーが必要とされているため、条件が公表されたら確認しておきましょう。
- 楽天証券で扱う商品には手数料がかかる場合があり、価格変動による損失のおそれもあります。
やっておきたいこと
1. 子ども名義の口座の有無を確認する
楽天銀行と楽天証券の両方に未成年口座があるかを確認します。どちらかがなければ、先に開設の手続きが必要です。
2. 開始後、月末までにマネーブリッジを設定する
優遇金利は前月末時点の設定状況で決まります。10月25日の開始後、10月中に設定できれば11月分から、11月中なら12月分から適用される計算です。
3. キャンペーンの詳細を確認する
現金2,000円のキャンペーンは詳細が未公表です。楽天銀行のウェブサイトで条件と期間が公表されたら、エントリーの要否と入金条件を確認しましょう。
考察
楽天証券は2026年10月1日にこどもNISAの口座開設の受付を始めており、今回の変更は、その積立を銀行口座側から支える位置づけといえます。両社は同日、楽天グループのフィンテック事業再編で新楽天銀行グループとして再編されたと説明しており、家族単位で銀行・証券をまとめて使ってもらう狙いがうかがえます。一方で、優遇金利の水準は今後の金融情勢で変わりうるため、金利だけを理由に口座を選ぶのではなく、積立のしやすさや手数料も含めて比べるのが現実的です。
まとめ
- 2026年10月25日(予定)から、マネーブリッジが未成年口座(こどもNISAを含む)でも使えるようになる
- 子どもの口座でも、普通預金の優遇金利と自動入出金が使える
- マネーブリッジ登録者の普通預金金利は、2026年11月2日から年0.58%(1,000万円以下の部分、税引前)に上がる
- 未成年口座向けに現金2,000円のキャンペーンが予定されている(詳細は後日発表)
出典:楽天銀行 プレスリリース「楽天銀行×楽天証券口座連携サービス「マネーブリッジ」「こどもNISA」含む未成年口座も対象に!」(2026年10月13日)
元記事URL:https://www.rakuten-bank.co.jp/press/2026/261013-2.html


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