アメリカン・エキスプレス(アメックス)は2026年9月9日、対象カードの券面(カードのデザイン)を改定すると発表しました。最大のポイントは、これまでカード表面に印字されていたカード番号が裏面へ移動し、表面が「ナンバーレス」になることです。年会費・月会費の変更はありませんが、一部の自動精算機で使えなくなるケースがあるなど、日常の使い勝手に関わる注意点があります。この記事では、対象カード・切り替え時期・注意点・利用者への影響を整理します。
今回の変更点:カード番号が「表面→裏面」へ
今回の改定では、対象カードの表面からカード番号(および一部の印字情報)がなくなり、裏面に印字される形になります。カード番号自体が変わるわけではなく、あくまで「印字される場所」が表から裏へ変わる仕様変更です。近年、三井住友カード(NL)などで広がっている、いわゆる「ナンバーレスカード」と同じ方向性の変更といえます。
対象カード
アメックスの発表によると、今回の券面改定の対象は以下のカードです(本会員・家族・追加カードの区分はカードにより異なります)。
- アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード(本会員・家族カード)
- アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード(本会員・家族カード)
- アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード(追加カード)
- アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード(家族カード)
- アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カード(本会員・追加カード)
- アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード(追加カード)
- アメリカン・エキスプレス・コーポレート・グリーン/ゴールド/プラチナ・カード
ご自身のカードが対象かどうか、また区分(本会員か家族カードかなど)の詳細は、後述の公式ページで必ず確認してください。
切り替えのスケジュール
新デザインへの切り替えは、発行のタイミングによって順次進みます。公式発表をもとに整理すると、おおむね以下の通りです。
| 対象 | 切り替え時期 |
|---|---|
| 新規発行・再発行のカード | 2026年8月19日以降、順次(カード種別により異なる) |
| 更新(有効期限到来)のカード | 有効期限が2026年10月以降のものから順次 |
すでに手元にあるカードがすぐに使えなくなるわけではなく、再発行や更新の際に新しい券面デザインへ切り替わっていくイメージです。切り替えの具体的な時期はカード種別によって異なるため、目安として捉えてください。
年会費・月会費は変更なし
今回の券面改定にともなう年会費・月会費の変更はありません。あくまでカードデザイン(券面の仕様)に関する変更であり、料金や基本的な特典内容そのものを変える発表ではない点は押さえておきましょう。
注意点:一部の自動精算機で使えない場合がある
今回の変更で特に注意したいのが、カードを機械に読み込ませて自動精算する「オートローディング式」の機器で、一部利用できない場合があるという点です。アメックスは具体例として次のような場所を挙げています。
- 駅の券売機(きっぷ・定期券の購入など)
- ガソリンスタンドの一部の精算機
- コインパーキングの精算機 など
これらの機器は、カードを差し込んで内部に取り込む方式のものがあり、券面デザインや印字位置の変更が読み取りに影響するケースがあると考えられます。アメックスは対策として、タッチ決済(コンタクトレス決済)の利用を推奨しています。対応している店舗・機器であれば、カードをかざすだけで決済でき、番号の印字位置は関係ありません。
利用者への影響と考察
この変更が利用者にとってどのような意味を持つのか、プラス面と注意面の両方から整理します。
プラス面:セキュリティの向上
表面にカード番号がないことで、店頭でカードを渡したときや、人前で取り出したときにカード番号を盗み見られる(ショルダーハッキングされる)リスクが下がります。番号を控えておきたい場合は、公式アプリやオンラインサービスで確認する運用が基本になります。ナンバーレス化は、近年の各社の流れに沿ったセキュリティ強化策と位置づけられます。
注意面:番号確認と一部機器の使い勝手
一方で、通販の入力などでカード番号をすぐ確認したい場面では、裏面を見る・アプリを開くというひと手間が増えます。また前述の通り、自動精算機など一部の機器では使えないケースが出てくる可能性があります。普段そうした機器でカードを使っている方は、タッチ決済や別の支払い手段を用意しておくと安心です。とはいえ、これは既存カードが即使えなくなる話ではなく、再発行・更新で新券面に切り替わったカードでの注意点である点は改めて確認しておきたいところです。
今のうちに確認・準備しておきたいこと
1. 自分のカードが対象か確認する
手持ちのアメックスが今回の対象カードに含まれるかを、公式ページで確認しましょう。対象であれば、次回の更新・再発行のタイミングで券面が変わる可能性があります。
2. カード番号の確認方法を把握しておく
ナンバーレスの新券面に切り替わると、表面では番号を確認できません。アメックスの公式アプリや会員オンラインサービスで番号を確認できるよう、ログイン情報を整理しておくとスムーズです。
3. タッチ決済を使えるようにしておく
自動精算機などで使えない場面に備え、タッチ決済に慣れておく、あるいはスマホのモバイル決済(Apple Pay/Google Payなど)に登録しておくと、支払いの選択肢が広がります。
まとめ
アメックスの今回の発表は、対象カードの券面ナンバーレス化(カード番号を表面から裏面へ移動)が中心です。年会費・月会費は変わらず、既存カードが即時に使えなくなるものでもありません。ただし、再発行・更新で新券面に切り替わったカードでは、駅券売機・ガソリンスタンド・コインパーキングなど一部の自動精算機で使えない場合があり、タッチ決済の活用が推奨されています。セキュリティ面ではメリットがある変更なので、番号の確認方法とタッチ決済の準備を整えておけば、切り替え後もスムーズに使い続けられます。最新かつ正確な条件は、必ず公式ページで確認してください。
出典:アメリカン・エキスプレス「対象カード券面の仕様改定について」(2026年9月9日)
元記事URL:https://www.americanexpress.com/jp/index/offers/Topics/2026/amex-news-022.html


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