ラグジュアリーカードが年会費を引き上げます。対象はチタン、ブラック、ゴールド、Racehorse Ownersの4券種で、本会員の年会費は2万〜7万5,000円高くなります。日本で発行を始めた2016年以来、初めての改定です。
新規入会は2027年1月1日以降の申し込みから、すでにカードを持っている人は2027年2月以降の年会費請求分から、順に新しい金額になります。現在の優待・サービスは引き続き使えますが、値上げに見合う新しい優待の中身はまだ発表されていません。
改定後の年会費:ゴールドは29万5,000円に
金額はすべて税込みで、個人用・法人決済用のどちらも対象です。増額と上昇率は、発表された金額から当ブログで計算しました。
| カード | 会員区分 | 改定前 | 改定後 | 増額(上昇率) |
|---|---|---|---|---|
| チタン(還元率1.0%) | 本会員 | 55,000円 | 75,000円 | +20,000円(約36%) |
| 家族会員 | 16,500円 | 22,500円 | +6,000円(約36%) | |
| ブラック(還元率1.25%) | 本会員 | 110,000円 | 150,000円 | +40,000円(約36%) |
| 家族会員 | 27,500円 | 37,500円 | +10,000円(約36%) | |
| ゴールド(還元率1.5%) | 本会員 | 220,000円 | 295,000円 | +75,000円(約34%) |
| 家族会員 | 55,000円 | 73,500円 | +18,500円(約34%) | |
| Racehorse Owners ブラック(還元率1.25%) | 本会員 | 143,000円 | 183,000円 | +40,000円(約28%) |
| 家族会員 | 27,500円 | 37,500円 | +10,000円(約36%) |
上昇率はおおむね3割台半ばで、Racehorse Ownersの本会員だけが約28%とやや低めです。月あたりに直すと、チタンの本会員は約4,583円から6,250円になります。
一方、改定の対象外となるカードも3枚あります。完全招待制のMastercard Black Diamondと、日本航空との提携カードであるJAL Luxury Card、JAL Luxury Card Limitedです。
既存会員の値上げ時期は「年会費請求月」で決まる
既存会員の場合、全員が同じ月に切り替わるわけではありません。年会費の請求月は人によって違います。カード裏面にある有効期限の「月」の2カ月後が請求月です。有効期限が「01/30」なら、請求月は3月になります。
公式の案内は「2027年2月以降の請求分から順次」という書き方です。これをそのまま読むと、最初に新しい年会費を払う月は次のようになります。
| 有効期限の「月」 | 年会費請求月 | 新年会費が初めて請求される月 |
|---|---|---|
| 1月 | 3月 | 2027年3月 |
| 2月 | 4月 | 2027年4月 |
| 3月 | 5月 | 2027年5月 |
| 4月 | 6月 | 2027年6月 |
| 5月 | 7月 | 2027年7月 |
| 6月 | 8月 | 2027年8月 |
| 7月 | 9月 | 2027年9月 |
| 8月 | 10月 | 2027年10月 |
| 9月 | 11月 | 2027年11月 |
| 10月 | 12月 | 2027年12月 |
| 11月 | 1月 | 2028年1月(2027年1月の請求は改定前の見込み) |
| 12月 | 2月 | 2027年2月 |
右列は当ブログの読み取りです。公式が月別に示したものではありません。有効期限の月が11月の人は、2027年1月の請求が改定前の金額になるはずです。確実を期すなら、Luxury Card Online(My APLUS)のお知らせ欄で請求月を確かめ、必要に応じてデスクに問い合わせてください。
2026年中の申し込みなら、初年度は改定前の年会費
新規入会の線引きは申込日です。新しい年会費は2027年1月1日以降の申し込みからなので、2026年12月31日までに申し込めば、初年度は現行の年会費で済むと読めます。ただし2年目の更新からは新しい年会費がかかります。浮くのは初年度の1回分だけです。駆け込みで申し込むほどの差かどうかは、冷静に考えたいところです。
優待は継続。値上げに見合う新優待はまだ見えていない
公式FAQによると、今ある優待・サービスはそのまま使えます。カード番号も変わらず、会員側の手続きも要りません。
改定の理由として同社は、10年間据え置いてきた年会費を見直し、10周年を機に商品・サービスやブランド体験への投資を加速するためと説明しており、新しい優待や10周年の記念イベントは公式アプリやメールで順次案内するとしています。
値上げ幅は決まりました。ところが、引き換えに何が増えるのかは分かりません。2027年の新優待が出そろうまで、今回の改定が会員にとって得か損かは判断できない状況です。
値上げ分をポイントで取り戻すには、チタンで年200万円の決済が必要
目安として、増えた年会費をカードのポイント還元だけで取り戻すのに必要な決済額を単純計算しました。ポイントを1ポイント=1円相当で使った場合の数字で、移行先や使い道によって実際の価値は変わります。
| カード(本会員) | 年会費の増額 | 還元率 | 増額分を回収できる年間決済額 |
|---|---|---|---|
| チタン | 20,000円 | 1.0% | 200万円 |
| ブラック | 40,000円 | 1.25% | 320万円 |
| ゴールド | 75,000円 | 1.5% | 500万円 |
これは「値上げ前と同じ損益に戻るまで」の数字です。年会費の元を取れているかどうかは、ポイントだけでなく、ホテル優待、ダイニング優待、空港ラウンジ、コンシェルジュをどれだけ使っているかで決まります。
会員がいまやっておくこと
自分の年会費請求月を確かめる
カード裏面の有効期限か、Luxury Card Online(My APLUS)のお知らせ欄で確認できます。上の表と照らし合わせれば、新しい年会費を最初に払う月が分かります。
解約するなら、請求月の前月末日までに
新しい年会費を払う前にやめたい場合は、2027年2月以降の自分の請求タイミングを確認し、その前月の末日までに解約手続きをするよう公式FAQで案内されています。
家族カードの枚数を見直す
家族会員の年会費も上がります。増額は1枚あたり6,000〜18,500円です。ほとんど使っていない家族カードがあれば、この機会に整理する価値があります。
新優待の発表を見てから決める
多くの既存会員は、最初の値上げ請求が2027年2月以降です。急いで解約を決める必要はありません。年明けまでに出てくる新優待の中身を見て、続けるかどうかを判断しても遅くないはずです。
まとめ
ラグジュアリーカードは2027年から、チタンを75,000円、ブラックを150,000円、ゴールドを295,000円に引き上げます。既存会員は2027年2月以降の請求分から順に新しい金額となり、時期は有効期限の月で決まります。
優待は今のまま続きますが、値上げに見合う新優待はまだ発表されていません。まずは自分の請求月を確認し、新優待の発表を待ってから続けるかどうかを決めるのが現実的です。プレミアムカードの年会費見直しは他社でも続いており、ダイナースの提携カードも2027年に年会費を改定します(関連記事)。
出典:ラグジュアリーカード「年会費改定のお知らせ」(2026年10月5日発表)
元記事URL:https://www.luxurycard.co.jp/news/annual-fee-revision-2027/
出典:ラグジュアリーカード合同会社のプレスリリース(PR TIMES)(2026年10月5日)
元記事URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000141.000036389.html


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