チケット販売のイープラスは2026年10月30日、フェス専用アプリの管理システムが不正アクセスを受け、3,571件の個人情報が外部へ流出したと公表しました。対象は、2021年12月に開催された音楽フェス「ポルノ超特急2021」の専用アプリで、前方指定観覧エリアに申し込んだ人の情報です。
漏えいしたのは氏名・電話番号・メールアドレスの3項目です。クレジットカード情報や、イープラスのチケット販売システムのログインパスワードを含む会員情報は、このシステムに保持しておらず対象外です。イープラスでは9月にも別のシステムで不正アクセスがあり、2か月続けての公表になります。
漏えいしたのは3,571件、氏名・電話番号・メールアドレス
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象システム | 「FESアプリ」の管理システム(「ポルノ超特急2021」専用アプリ) |
| 対象者 | 前方指定観覧エリアに申し込んだ人 |
| 件数 | 3,571件 |
| 漏えいした情報 | 氏名、電話番号、メールアドレス |
| 含まれない情報 | クレジットカード情報、イープラスのチケット販売システムのログインパスワードを含む会員情報 |
原因は管理画面への総当たり攻撃
| 日付 | できごと |
|---|---|
| 2026年10月11日(日) | FESアプリの管理システムへの不正アクセスが発生 |
| 2026年10月13日(火) | 3,571件の個人情報の漏えいが判明 |
| 2026年10月30日 | 公表 |
第三者が管理画面に総当たり攻撃を行い、侵入したことが原因です。総当たり攻撃は、IDとパスワードの組み合わせを次々に試してログインを狙う手口です。イープラスは、不正侵入を防ぐ対策が不十分だったことが最大の要因だとし、責任はすべて同社にあって、主催者や出演アーティストに非はないとしています。管理システム以外への不正アクセスや、データの改ざんは確認されていません。
イープラスの対応
- 対象者に、経緯とお詫び、今後の対応を個別にメールで順次知らせている
- 管理システムに保管していた個人情報を全件削除し、外部からのアクセスを制限した
- 個人情報保護委員会へ報告した
- 経営トップ主導の「危機管理委員会」を中心に、アクセス・閲覧権限の見直しや多要素認証の実装を進める
- 攻撃を早く見つける仕組みの導入や、複数の脆弱性検査を行う
イープラスは9月29日にも、電子チケットの払い戻しシステムへの不正アクセスを公表していました。全システムの総点検を進めていたさなかに、再び漏えいが起きたことを重く受け止めるとしています。
対象になりうる人がとるべき対応
イープラスは、不審なメールや連絡が届いた場合は、同社の問い合わせ窓口に知らせるよう呼びかけています。対象者には、専用のフリーダイヤルが個別に案内されています。
ここからは公式発表には書かれていない、筆者の見解です。チケットを扱うサービスなので、「当選のお知らせ」「チケットの再発行」「返金の手続き」といったメールやSMSが考えられます。手続きが必要そうな連絡でも、リンクは使わず、イープラスの公式サイトやアプリにログインして確かめることをおすすめします。
問い合わせ先
イープラス お客様対応窓口(対象者には専用のフリーダイヤルを案内)
まとめ
- イープラスの「FESアプリ」管理システムへの不正アクセスで、「ポルノ超特急2021」の前方指定観覧エリアに申し込んだ3,571件の個人情報が流出した
- 漏えいしたのは氏名・電話番号・メールアドレス。カード情報やログインパスワードは対象外
- 原因は管理画面への総当たり攻撃で、9月に続く2件目の漏えい
- チケットや返金を名目にした連絡は、リンクを使わず公式サイトで確かめたい
出典:株式会社イープラス「弊社システムに対する不正アクセスの発生および個人情報漏えいに関するお詫びとお知らせ(10月30日)」(2026年10月30日)
元記事URL:https://support-qa.eplus.jp/hc/ja/articles/63706552326425


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