2026年9月18日、三菱UFJ銀行・みずほ銀行(みずほ信託銀行含む)・三菱UFJ信託銀行が、短期プライムレートを年2.375%から年2.625%へ引き上げると発表しました。改定日は2026年11月2日(月)です。同日、auじぶん銀行も住宅ローン(全期間引下げプラン変動金利)の基準金利を10月1日から年0.600%引き上げると発表しています。
変動金利で住宅ローンを借りている人、これから借りる人にとって影響の大きいニュースです。公式発表の内容と、返済への影響・注意点を整理します。
短期プライムレートの改定内容
| 銀行 | 改定前 | 改定後 | 改定日 |
|---|---|---|---|
| 三菱UFJ銀行 | 2.375% | 2.625% | 2026年11月2日 |
| みずほ銀行・みずほ信託銀行 | 2.375% | 2.625% | 2026年11月2日 |
| 三菱UFJ信託銀行 | 2.375% | 2.625% | 2026年11月2日 |
短期プライムレート(短プラ)は、銀行が信用度の高い企業に1年以内の資金を貸す際の最優遇金利です。個人には直接関係なさそうに見えますが、変動金利型住宅ローンの基準金利を短プラに連動させている銀行は少なくありません。ご自身の住宅ローンの基準金利がどう決まっているかは、借入先の契約内容で確認してください。
auじぶん銀行:変動金利の基準金利を年3.741%へ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 住宅ローン(全期間引下げプラン変動金利/新規借入・借換) |
| 基準金利 | 年3.141% → 年3.741%(+0.600%) |
| 改定日 | 2026年10月1日(木) |
| 保証付金利プラン(変動) | 基準金利は決定次第ウェブサイトで公表 |
実際の適用金利は「基準金利-引下げ幅(優遇幅)」で決まり、引下げ幅は借入時期などによって異なります。10月に融資実行を予定している人の適用金利は、9月30日16時以降に同行ウェブサイトで公表されます。
借入中の人はいつから変わる?
auじぶん銀行の変動金利は年2回(4月1日・10月1日)の基準日に見直されます。今回の10月1日基準日で決まる新しい借入金利は、2026年12月の約定返済日の翌日から適用されます。
| 返済方式 | 影響 |
|---|---|
| 元利均等返済 | 今回の改定で約定返済額は変わらない(5年ルール)。ただし元金と利息の内訳が変わり、利息の割合が増える |
| 元金均等返済 | 2027年1月の返済から、新しい借入金利で計算した返済額になる |
元利均等返済の場合、返済額の見直しは借入後5回目の10月1日(以降5回ごと)に行われ、増額されても従前の返済額の125%が上限です(125%ルール)。2027年1月以降の返済予定明細は、2026年10月2日にメールで案内されます。
注意点
- 「返済額が変わらない=負担が増えない」ではありません。元利均等返済では、金利上昇分だけ元金の減りが遅くなります。
- 未払利息・最終回の返済額に注意。auじぶん銀行は、期間短縮型の一部繰上げ返済では、5年ルールによる見直しまで最終回の返済額が一時的に増える場合があると説明しています。
- 返済額軽減型の繰上げ返済には5年ルールが適用されず、金利上昇時は繰上げ返済後の毎回返済額が増えることもあると明記されています。
- 短プラ連動の住宅ローンは、銀行ごとに基準金利の見直し時期・適用時期が異なります。三菱UFJ銀行・みずほ銀行の住宅ローン基準金利そのものの改定内容は、今回の短プラ発表資料には記載されていません。
利用者がとるべきアクション
1. 自分の住宅ローンの「基準金利の決まり方」を確認する
契約書やマイページで、基準金利が短プラ連動か、見直し時期はいつかを確認しましょう。
2. 返済予定明細を必ず見る
auじぶん銀行の利用者は10月2日のメールで、2027年1月以降の返済予定を確認できます。返済額が同じでも、利息と元金の内訳の変化に注目してください。
3. 繰上げ返済や借換えは「方式」まで比較する
金利上昇局面では、繰上げ返済の効果が高まる一方で、方式によって毎月の返済額が増える場合もあります。借換えを検討する場合も、諸費用を含めた総支払額で比較しましょう。
考察:預金金利と貸出金利は同時に上がる
同じ9月18日、各行は普通預金金利の引き上げも発表しています。預金の利息が増える一方で、変動金利の住宅ローンを抱える家計にとっては、支払利息の増加の方が大きくなりやすいのが実情です。たとえば住宅ローン残高3,000万円で金利が0.25%上がると、単純計算で年間の利息は約7.5万円増えます。100万円の預金が0.10%増えて得られる約1,000円(税引前)とは桁が違います。
変動金利は「低金利が続けば有利」という前提で選ばれてきましたが、金利上昇局面ではその前提を定期的に見直す必要があります。今後の基準金利の発表にも注意を払っておきましょう。
まとめ
- 三菱UFJ・みずほ・三菱UFJ信託の短期プライムレートが2.375%→2.625%へ(2026年11月2日〜)
- auじぶん銀行は変動金利の基準金利を年3.141%→3.741%へ(10月1日〜)、借入中は12月約定返済日の翌日から適用
- 元利均等返済は返済額据え置きでも利息負担は増える。返済予定明細を確認しよう
出典
出典:三菱UFJ銀行「短期プライムレートの改定について」(2026年9月18日)
元記事URL:https://www.bk.mufg.jp/news/news2026/pdf/news0918.pdf
出典:みずほ銀行・みずほ信託銀行「短期プライムレートの改定について」(2026年9月18日)
元記事URL:https://www.mizuhobank.co.jp/release/pdf/20260918release_jp.pdf
出典:三菱UFJ信託銀行「円普通預金及び短期プライムレートの改定について」(2026年9月18日)
元記事URL:https://www.tr.mufg.jp/ippan/release/pdf_mutb/260918_1.pdf
出典:auじぶん銀行「住宅ローン基準金利の改定について」(2026年9月18日)
元記事URL:https://www.jibunbank.co.jp/announcement/2026/pdf/0918_02/20260918_01.pdf


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