【10月以降】三井住友銀行の仲介で国内投信の取扱い開始|「SMBC Wealth」本格展開の要点

SMBC Wealth本格展開、三井住友銀行の仲介で国内投資信託の取扱い開始 銀行

三井住友フィナンシャルグループと三井住友銀行・SMBC日興証券・SMBC信託銀行は2026年10月22日、グループ共通のウェルスマネジメントブランド「SMBC Wealth」を本格展開すると発表しました。一般の預金者にとって実際に変わりうるのは、三井住友銀行の窓口で扱う投資商品の範囲です。2026年10月以降、三井住友銀行の金融商品仲介で国内投資信託の取扱いが始まり、ラインアップはSMBC日興証券と同じ水準まで広がります。

この記事では、発表の中身を「利用者に関係する部分」と「ブランドの話」に分けて整理します。

SMBC Wealthは銀行・証券・信託の相談窓口を束ねるブランド

ウェルスマネジメントとは、資産運用だけでなく、相続や事業承継まで含めて資産全体の相談に乗るサービスを指します。SMBC Wealthは、グループ各社が個別に提供してきたこの種のサービスを、1つのブランドの下にまとめるものです。グループは今回、ブランドロゴを定め、店舗・広告・Webサイト・顧客向け資料に順次展開するとしています。

三井住友銀行の金融商品仲介で国内投資信託を取扱い開始

金融商品仲介とは、銀行が証券会社の商品を顧客に紹介し、口座は証券会社に開いてもらう仕組みです。三井住友銀行はこれまで、仲介業務でファンドラップと事業債を扱ってきました。発表による変更点は次のとおりです。

項目これまで2026年10月以降
仲介で扱う商品ファンドラップ、事業債ファンドラップ、事業債に加えて国内投資信託
国内投資信託のラインアップ-SMBC日興証券と同水準
債券事業債事業債を含め、ラインアップを一層充実
手続き-証券総合口座の開設と入出金の手続きをデジタル化

仲介を通じて商品を買う場合、口座はSMBC日興証券の証券総合口座になります。発表では、この口座の開設や入出金の手続きをデジタル化するとしています。具体的な開始日や手順、手数料は発表に書かれていないため、利用する際は三井住友銀行の案内で確認が必要です。

10月26日に「SMBC Wealth 吉祥寺」を開設、ただし富裕層向け

グループは2026年10月26日、「SMBC Wealth 吉祥寺」を開設します。銀行・証券・信託それぞれの富裕層の顧客が使えるグループ共通の応接スペースで、家族や事業関係者が同席して資産管理や事業承継の相談ができます。一般の店舗のように誰でも来店できる場所としては案内されていません。

注意点:口座は証券会社、商品の説明は自分でも確かめる

  • 仲介で買った投資信託は、銀行の預金ではない。預金保険の対象外で、元本は保証されない
  • 口座はSMBC日興証券に開くため、三井住友銀行の口座とは別に管理することになる
  • すでに三井住友銀行で投資信託を持っている人は、どちらの口座で保有しているかを把握しておくと、後で整理しやすい
  • ファンドラップは運用を任せる代わりに、投資信託の信託報酬とは別に手数料がかかるのが一般的。費用の総額は契約前に確認したい

上の1点目と4点目は、投資信託・ファンドラップの一般的な性質にもとづく注意で、今回の発表に書かれた内容ではありません。

考察:銀行窓口が証券会社の入口になる流れ

今回の発表で中心にあるのは、銀行の顧客基盤とSMBC日興証券の商品を組み合わせることです。グループは今後の取組として、銀行・証券間での商品・情報提供の拡充、非金融サービスのグループ共通化、デジタルと店舗を組み合わせたチャネルの展開を挙げています。銀行に預金だけを置いている人にとっても、窓口やアプリで証券口座の案内を受ける場面は増えていくと見られます(発表内容からの推定)。

SMBCグループでは、三井住友カードが10月1日から銀行代理業を始めています。グループ内で入口を広げる動きの一つとして、三井住友カードの銀行代理業の開始もあわせて読むと流れがつかめます。

まとめ:一般の利用者に関係するのは投資信託の取扱い拡大

SMBC Wealthの本格展開は、グループのウェルスマネジメント事業を1つのブランドにまとめる発表です。一般の利用者に直接関わるのは、2026年10月以降に三井住友銀行の仲介で国内投資信託を扱い始め、品ぞろえがSMBC日興証券並みになる点です。窓口で勧められたときは、口座がどこに開かれるのか、費用がいくらかかるのかを確かめてから判断しましょう。

出典:三井住友フィナンシャルグループ・三井住友銀行・SMBC日興証券・SMBC信託銀行「銀行・証券・信託の連携による『SMBC Wealth』の本格展開について」(2026年10月22日)
元記事URL:https://www.smbc.co.jp/news/pdf/j20261022_01.pdf

参考:三井住友銀行「SMBC Wealth」

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