バンコクの中心地、プルンチット駅から程近いアテネホテルの中にある「The House of Smooth Curry」。その名前からもわかるように、ここは特にカレー料理に特化したレストランですが、ただのカレーではありません。伝統的なタイ料理をベースに、タイ各地方の味わい深いカレーを楽しめるお店として名高いのです。洗練されたインテリアと優雅な雰囲気の中、都会の喧騒を忘れ、落ち着いた時間を過ごすことができます。

アクセス

プルンチット駅からすぐ近くのアテネホテルバンコクの中にあります。

レストランの雰囲気とサービス

「The House of Smooth Curry」は、木の温もりを感じさせる内装とモダンなアートが調和するエレガントな空間。席数は多くないものの、その分プライベート感があり、会話を楽しみながら食事に集中できるのが魅力です。訪れたのは平日のランチ時でしたが、サービススタッフは全員ホスピタリティに溢れ、料理の説明や提供もスムーズで、とても気持ちの良い時間を過ごせました。

メニュー構成とカレーの種類

このレストランの特徴は、タイ全土のカレー料理が一堂に会したメニュー構成です。定番の「グリーンカレー」から、珍しい「ガンパーネー(北部のレッドカレー)」まで、地域ごとの特色を活かしたラインナップが揃っています。それぞれのカレーは、辛さや香辛料の風味が異なり、バリエーション豊かです。どの料理も丁寧に仕込まれたスパイスの香りが際立ち、目でも舌でも楽しめるものばかりです。

注目の料理と味わい

今回、数種類のカレーを試してみましたが、特に印象に残ったのは「グリーンカレー」と「マッサマンカレー」です。グリーンカレーはココナッツミルクがたっぷりと使われており、クリーミーでありながらスパイスのパンチが効いています。辛さの中にあるコクが絶妙で、食べるごとに次の一口を求めてしまう中毒性がありました。一方、マッサマンカレーは、優しい甘さと濃厚なピーナッツの風味が特徴で、香り高く、思わず「これぞ本場の味だ」と唸らされました。

また、合わせて提供されるジャスミンライスやライスベリーのご飯も、カレーとの相性抜群。香り豊かでしっとりとした炊き加減が、カレーの旨味をさらに引き立てています。タイ料理らしい酸味と甘味のバランスが取れたサイドディッシュや、タイ特有のハーブを使ったサラダも絶品です。

デザートと飲み物のペアリング

食後のデザートも見逃せません。「The House of Smooth Curry」では、伝統的なタイのスイーツに現代風のアレンジを加えた一品が楽しめます。例えば、タピオカとココナッツミルクのスイーツにフルーツの酸味を合わせた「タピオカプディング」は、甘さ控えめでカレーの後にぴったりの爽やかさです。また、タイのハーブティーやフレッシュなジュースも種類豊富で、カレー料理との相性が考慮されたペアリングが素晴らしいです。

まとめ

「The House of Smooth Curry」は、タイの伝統を継承しながらも、洗練された料理と上質なサービスを提供するレストランです。カレー料理一つとっても奥深く、各地方の特色や食材へのこだわりが詰まっていることが感じられます。初めての方でもタイの風土や食文化に触れられる素晴らしい体験ができるでしょう。

https://www.thehouseofsmoothcurry.com