【最大約550万件】プレステージのロードサービス受付システムに不正アクセス|損保ジャパンは自動車保険契約者約6.5万件

プレステージ・インターナショナルのロードサービス受付システムへの不正アクセスで最大約550万件が漏えい セキュリティ

ロードサービスなどの受付・手配業務を手がけるプレステージ・インターナショナルは2026年11月2日、グループの業務システムが不正アクセスを受け、顧客の個人情報最大約550万件(重複を含む)が外部に持ち出されたと公表しました。グループ会社が取引先企業から受託しているロードサービスを利用した人の氏名、住所、電話番号、車両の情報などです。

委託元の損害保険ジャパンも11月5日、一部の自動車保険の契約者の情報約6.5万件が漏えいした可能性があると発表しました。

プレステージ:ロードサービス利用者の情報、最大約550万件

不正アクセスを受けたのは、グループ会社のプレステージ・コアソリューション(PCS)が取引先企業から受託している、ロードサービスなどの受付・手配業務に使うシステムです。

項目内容
件数最大約550万件(重複を含む最大値。重複を除いた人数は精査中)
対象者取引先企業から受託しているロードサービスを利用した人
漏えいした情報氏名、住所、電話番号、メールアドレス、車両に関する情報(登録番号、車台番号など)、事故・故障の受付に関する情報、金融機関の口座に関する情報(一部)
クレジットカード情報現時点で漏えいは確認されていない
そのほか同社の協力会社に関する情報の一部も含まれる可能性があり、精査中
日付プレステージの対応
2026年10月29日グループの業務システムで不正アクセスを検知。不正に使われた認証情報を無効化するなどの措置
10月30日不正アクセスが続いていたため、システムを停止
11月2日公表。個人情報保護委員会への報告と警察への相談を進めている

システムを止めている間も、代わりの運用でロードサービスなどの業務は続けています。対象の顧客への案内は、取引先企業と協議して対応するとしています。本件が原因の不正利用などの二次被害は、現時点で確認されていません。

損保ジャパン:自動車保険の契約者約6.5万件

損保ジャパンは、一部の自動車保険の問い合わせ・受付管理業務をPCSに委託していました。11月4日にPCSから影響範囲の報告を受けています。

項目内容
対象者一部の自動車保険の契約者
件数約6.5万件
漏えいした可能性がある情報契約情報、問い合わせ履歴、ロードサービスの手配履歴など
クレジットカード情報含まれない
原因(PCSからの報告)PCSが運用するWebアプリケーションの「システムへのアクセス制御」と「認証情報の管理」に関する設定上の不備

PCSは該当システムの利用を止めており、ロードサービスなどは代わりのシステムで提供を続けています。損保ジャパンは、PCSに事実関係と再発防止策の報告を求めており、対象の契約者には詳細が分かり次第、順次個別に連絡するとしています。二次被害は現時点で確認されていません。

同じPCSのロードサービス受付では、オリコもカード会員の情報が漏えいしたと11月4日に公表しています。詳しくはオリコの記事にまとめています。

利用者がとるべき対応

プレステージは、同社やグループ会社、保険会社などをかたる不審な電話・メール・SMSに注意し、身に覚えのない連絡や不審なURLにはアクセスしないよう呼びかけています。同社とグループ会社が、電話やメールでパスワードや口座の暗証番号を尋ねることはないとしています。損保ジャパンも、同社やPCSを名乗る不審な電話・メール・郵便物に注意し、暗証番号・パスワード・クレジットカード情報などを伝えないよう求めています。

ここからは公式発表には書かれていない、筆者の見解です。今回は、車のナンバーや事故・故障の受付の情報まで含まれています。「〇月〇日の事故の件で、保険金の振込先を確認したい」のように、実際の出来事に合わせた連絡は本物と見分けにくくなります。保険会社やロードサービスを名乗る連絡があっても、その場で口座や暗証番号を伝えず、保険証券やカードに書かれた窓口へ自分でかけ直すことをおすすめします。プレステージが受託先の企業名を公表していないため、保険やクレジットカードに付いているロードサービスを使ったことがある人は、対象になりうると考えておくと安心です。

問い合わせ先

  • 損害保険ジャパン お客さま専用窓口:0120-250-283(平日9時〜17時。土日祝・年末年始を除く)
  • プレステージ・インターナショナル 広報・IR部:03-5213-0826(平日10時〜18時)、inquiry@prestigein.com

まとめ

  • プレステージ・インターナショナルのグループのシステムへの不正アクセスで、ロードサービス利用者の情報最大約550万件(重複を含む)が持ち出された
  • 氏名・住所・電話番号・車両の情報・事故や故障の受付情報、一部は口座の情報も含む。カード情報の漏えいは確認されていない
  • 委託元の損保ジャパンは、一部の自動車保険の契約者約6.5万件が漏えいした可能性があると発表した
  • 保険会社やロードサービスを名乗る連絡には、その場で応じず、自分で窓口にかけ直したい

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出典:株式会社プレステージ・インターナショナル「当社グループの業務システムへの不正アクセスによる個人情報漏えいに関するお知らせとお詫び」(2026年11月2日)
元記事URL:https://www.prestigein.com/Portals/0/pdf/NEWS/news_20261102_01.pdf
出典:損害保険ジャパン株式会社「業務委託先システムへの不正アクセスによるお客さま情報漏えいに関するお詫びとお知らせ」(2026年11月5日)
元記事URL:https://www.sompo-japan.co.jp/-/media/SJNK/files/news/2026/20261105_1.pdf?la=ja-JP

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