ザ・ペニンシュラ東京 宿泊記|客室・バスルーム・ミニバーを写真で解説

ザ・ペニンシュラ東京 客室 キングベッドとソファ、網代天井 ホテル

東京・日比谷にある「ザ・ペニンシュラ東京」に宿泊しました。この記事では、実際に撮影した写真をもとに、客室のレイアウト、バスルーム、クローゼット、ミニバーやコーヒー・お茶のセットまで、滞在中に触れる設備を一つずつ紹介します。館内の雰囲気や、部屋でどこまでのことができるのかを、予約前にイメージしたい方に向けた内容です。

なお、記載している設備やアイテムの内容は宿泊時点で客室にあったものです。提供内容は時期によって変わるため、最新の情報は公式サイトまたは現地の案内でご確認ください。

ザ・ペニンシュラ東京の基本情報

所在地東京都千代田区有楽町(日比谷)
アクセス東京メトロ・都営地下鉄「日比谷駅」から地下で直結。JR「有楽町駅」からも徒歩圏
開業2007年9月
運営香港上海ホテルズ(The Hongkong and Shanghai Hotels)
客室数全314室(うちスイート47室)
客室階8〜23階
スタンダード客室デラックスルーム 約54平方メートル
主なレストラン1階「ザ・ロビー」、2階「ヘイフンテラス」(広東料理)、地下1階「つる家」(和食)、24階「Peter」およびPeterバー

東京の外資系ラグジュアリーホテルは複合ビルの上層階に入るケースが多いなか、ザ・ペニンシュラ東京は一棟まるごとがホテルという構成です。建物の設計は建築家の佐藤和清氏によるもので、日本の灯籠をイメージした外観が特徴とされています。皇居外苑と日比谷公園に面した立地で、銀座も徒歩圏です。

ロビーと館内のアート

ロビーに展示された竹の作品。千本格子の壁面と組み合わさり、館内でもっとも目を引くアートです
ロビーに展示された竹の作品。千本格子の壁面と組み合わさり、館内でもっとも目を引くアートです

エントランスを入ってすぐのロビーには、千本格子をモチーフにした壁面と、竹でつくられた大きな龍の作品があります。いけばな作家・濱恵泉氏による『臥龍の門』で、館内に約1,000点あるとされるアート作品のなかでも象徴的な存在です。夜は照明の入り方が変わり、床への映り込みまで含めて印象が大きく変わります。

客室階の廊下。夜は間接照明が壁面を照らし、明るさが絞られます
客室階の廊下。夜は間接照明が壁面を照らし、明るさが絞られます

客室階の廊下も、天井と壁の間接照明で最小限の明るさに保たれています。深夜に部屋を出入りしても目が疲れず、静けさが保たれている点は、上質なホテルらしい設計だと感じました。

客室:一続きのリビングとベッドスペース

入口側から見た客室。手前がソファスペース、奥がベッドスペースです
入口側から見た客室。手前がソファスペース、奥がベッドスペースです

玄関からまっすぐ進むと、ソファのあるリビングスペースとベッドスペースが一続きになった空間が広がります。壁で完全に仕切られてはいませんが、家具と間仕切りの配置で緩やかにゾーンが分かれており、片方で作業をしていてももう片方が落ち着かない、という感じにはなりません。

ベッドまわり。天井には網代編みのパネルが張られています
ベッドまわり。天井には網代編みのパネルが張られています

ベッドの上だけ天井が一段下がり、網代編みのパネルが張られています。ヘッドボードは縦格子の木製で、両側からはペンダントライトが下がります。全体はアースカラーと天然木でまとめられ、いわゆる「和モダン」を主張しすぎない、落ち着いたトーンです。

  • キングサイズのベッド+ソファ、ライティングデスク、ダイニングにも使えるテーブル
  • 床から天井までの窓とシアーカーテンで、日中は自然光が入る
  • ベッドサイドには電話とコントロールパネルを配置
  • ベッド脇には和箪笥をイメージした木製のサイドチェスト
テレビを収めた木製キャビネットと、朱色のカウンター
テレビを収めた木製キャビネットと、朱色のカウンター

ベッドの正面には、木製ルーバーの大きなキャビネット。上段にテレビ、下段にミニバーと収納がまとまっています。全体に走る朱色の漆塗り風カウンターがこの客室のデザイン上のアクセントで、作業机、ティーセット置き場、荷物置きを兼ねる作りです。カウンターが長いので、荷物とPCと飲み物を置いても場所の取り合いになりません。

ベビーベッドにも対応

今回はベビーベッドを1台用意していただきました。ソファの横に置いても通路がふさがらないだけの余裕があり、小さな子ども連れでも動線に困りませんでした。台数には限りがあるため、必要な場合は予約時にリクエストしておくのが確実です。

クローゼットとバレットボックス

クローゼット。中央にベンチがあり、左手はドレッサーです
クローゼット。中央にベンチがあり、左手はドレッサーです

クローゼットは、ハンガーバーの下にベンチを備えた造りです。スーツケースを開いたまま置けますし、腰かけて支度もできます。左手には鏡付きのドレッサーと引き出しがあり、アメニティや小物を出しておけます。

ペニンシュラらしい設備が、クローゼット内にあるバレットボックスです。廊下側からも開けられる受け渡し用の小さな扉で、靴磨きやクリーニングの受け渡しを、スタッフと顔を合わせずに済ませられます。乳幼児を寝かしつけた後や、身支度の途中でも、ドアを開けずにやり取りができるのは実用的でした。

入口脇の壁には、「起こさないでください」「ルームメイクをお願いします」を伝えるスイッチがあります。廊下側の表示と連動するため、ドアノブに札を掛けに出る必要がありません。

バスルーム:ダブルシンクと独立したバスタブ

バスルーム。左右に洗面台があり、中央奥にバスタブが配置されています
バスルーム。左右に洗面台があり、中央奥にバスタブが配置されています

バスルームは、左右に独立した洗面台、中央奥にバスタブという左右対称のレイアウトです。二人で泊まっても洗面台の順番待ちが発生しません。バスタブの背面は石を積んだアクセントウォールで、上部から照明が当たる作りになっています。

  • 洗面台は左右2か所(ダブルシンク)
  • バスタブとシャワーブースは独立
  • ミラーに埋め込まれたテレビと、湯温・時刻の表示パネル
  • タオル類は洗面台脇と棚に配置

湯船に浸かりながらテレビを見られるのは好みが分かれるところですが、朝の身支度中に情報番組を流しておく、といった使い方には便利でした。

デスクまわりとアメニティ

デスクの引き出し。ステーショナリーやケーブルバッグが収められています
デスクの引き出し。ステーショナリーやケーブルバッグが収められています

デスクの引き出しには、ステーショナリー一式に加えて、ホテルオリジナルのケーブルバッグが入っていました。充電器やケーブルをまとめておける布製の袋で、荷物が散らかりがちな出張時にはありがたい備品です。宿泊時は、アルコール消毒ジェルも合わせて置かれていました。

引き出しの上には、ルームサービスのビバレッジメニューが差し込まれています。宿泊時点で掲載されていたカテゴリは以下のとおりです(価格は改定されるため、注文前に最新のメニューでご確認ください)。

  • シャンパン&ワイン(グラス/ボトル)
  • 日本酒
  • ウイスキー
  • ビール(ホテルオリジナルの「PETER」ビールを含む)
  • 梅酒
  • カクテル(トーキョー・ジョー、マンゴー・ベリーニ、ジントニック、ハイボールなど)

ミニバーとコーヒー・お茶のセット

ミニバーの冷蔵庫。ソフトドリンクとアルコールが一通りそろっています
ミニバーの冷蔵庫。ソフトドリンクとアルコールが一通りそろっています

キャビネット下部に冷蔵庫が収まっています。宿泊時に入っていたものは次のとおりです。

区分宿泊時に入っていたもの
ソフトドリンクコカ・コーラ、コカ・コーラ ゼロ、烏龍茶
水・炭酸エビアン、ペリエ、ジンジャーエール、トニックウォーター(フィーバーツリー)
アルコールハイネケン、アサヒスーパードライ、白ワイン、シャンパン(ヴーヴ・クリコ)

いずれも有料の可能性があるため、料金は客室に置かれた料金表またはフロントでご確認ください。宿泊プランや会員特典によって扱いが変わることもあります。

ペニンシュラオリジナルの水、鉄器の急須、ネスプレッソのカプセルとスナック
ペニンシュラオリジナルの水、鉄器の急須、ネスプレッソのカプセルとスナック

カウンターの上には、ホテルオリジナルラベルのミネラルウォーター(500ml)が複数本と、鉄器の急須・茶筒・湯呑をのせた茶盆が置かれていました。引き出しの中はコーヒーとスナックです。

  • ネスプレッソのカプセル3種(ヴォリュート/ヴォリュート デカフェ/トウキョウ ヴィヴァルド ルンゴ)
  • ティーバッグ、砂糖・ミルクなどの副資材
  • スナック(ポテトチップス、トレイルミックス)
  • 取り皿・カップ類

「トウキョウ ヴィヴァルド ルンゴ」のように、東京の名前が付いたカプセルが用意されているのは、いかにも都市型ラグジュアリーホテルらしい細かな演出でした。ミネラルウォーターは十分な本数が置かれており、追加を頼む必要はありませんでした。

泊まってよかった点・気になった点

よかった点

  • スタンダードクラスでも約54平方メートルと広く、ソファとベッドを分けて使える
  • 長い朱色のカウンターのおかげで、作業スペースと荷物置きが競合しない
  • ダブルシンクと独立したバスタブ・シャワーで、二人でも支度が滞らない
  • バレットボックスとドア横のスイッチにより、ドアを開けずに用件が済む
  • ベビーベッドを置いても動線が確保できる余裕がある

気になった点

  • 客室のデザインは開業当初からの意匠を受け継いでおり、最新のホテルのような設備の目新しさを求める方には物足りなく映る可能性がある
  • 眺望は客室のカテゴリと向きで大きく変わるため、皇居外苑側や日比谷公園側を希望する場合は予約時の指定が必要
  • ミニバーやスナックの料金体系は分かりにくいため、利用前に料金表の確認が必要

予約前に確認しておきたいポイント

  • 眺望:皇居外苑・日比谷公園側か、街並み側かで印象が変わります。希望がある場合は予約時に伝えておく
  • ベッドタイプ:キングかツインかを選べる客室があるため、人数構成に合わせて指定する
  • ベビーベッド・添い寝:台数に限りがあるため、事前リクエストが必要
  • 朝食の場所:レストランでの食事かインルームダイニングかで、当日の動き方が変わります
  • 特典の有無:旅行代理店のプログラムやカード特典を利用すると、朝食やクレジットが付く場合があります

まとめ

ザ・ペニンシュラ東京は、日比谷駅直結という立地に加えて、スタンダードクラスでも約54平方メートルという客室の広さが大きな価値になっているホテルです。バレットボックスやドア横のスイッチのように、ドアを開けずに用件が完結する仕組みが徹底されており、静かに過ごしたい滞在や、子ども連れの滞在と相性がよいと感じました。

設備の新しさで選ぶタイプのホテルではありませんが、広さ・動線・接客の安定感を重視するなら、東京のラグジュアリーホテルのなかでも有力な選択肢になります。宿泊を検討される際は、眺望とベッドタイプだけでも事前に希望を伝えておくと、満足度が変わるはずです。


出典:ザ・ペニンシュラ東京 公式サイト(閲覧日:2026年8月30日)
元記事URL:https://www.peninsula.com/ja/tokyo

出典:ザ・ペニンシュラ東京 – Wikipedia(閲覧日:2026年8月30日)
元記事URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/ザ・ペニンシュラ東京

出典:丸の内LOVE Walker「ホテルなのに1,000点以上のアートが楽しめる! ザ・ペニンシュラ東京のアート体験がすごい」
元記事URL:https://lovewalker.jp/elem/000/004/202/4202558/

※本記事の写真はすべて筆者が宿泊時に撮影したものです。設備・提供品の内容は宿泊時点のものであり、現在の内容と異なる場合があります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました