東京・西新宿の新宿パークタワー高層階に位置するパーク ハイアット 東京に宿泊しました。1994年にアジア初のパーク ハイアットとして開業したホテルで、2024年5月からの休館・大規模改修を経て、2025年12月9日にリニューアルオープンしています。
この記事では、実際に撮影した写真をもとに客室・バスルーム・プライベートバー・プール・ジム・館内のパブリックスペースをレビューし、あわせて公式サイトの情報をもとにフロア構成や施設の条件を整理します。

パーク ハイアット 東京の基本情報
まずはホテルの全体像を押さえておきます。以下は公式サイトおよびリニューアル時のプレスリリースに記載されている内容です(確認時点の情報)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都新宿区西新宿3-7-1-2 |
| 開業 | 1994年(アジア初のパーク ハイアット) |
| 建物 | 新宿パークタワー 39〜52階(設計:丹下健三氏) |
| 客室数 | 171室(うちスイート29室) |
| リニューアル | 2024年5月に休館、19ヵ月の改修を経て2025年12月9日リニューアルオープン |
| 客室デザイン | パリのデザインスタジオ「ジュアン マンク」(トーキョー スイートを除く) |
| スパ&フィットネス | クラブ オン ザ パーク(45階・47階/約2,100㎡) |
| レストラン・バー | ニューヨーク グリル、ニューヨーク バー、ジランドール by アラン デュカス、ピーク ラウンジ&バー(41階)、梢、ペストリー ブティック、デリカテッセン(新宿パークタワー1階) |
| ルームサービス | 24時間 |
リニューアルで変わった点・変わらなかった点
今回の改修は、館内をほぼスケルトンの状態まで戻して空調や給排水などのインフラごと入れ替える大規模なものでした。一方で「すべてを新しくした」わけではなく、残す部分と刷新する部分がはっきり分かれているのが特徴です。
- 刷新:客室(トーキョー スイートを除く)、ピーク ラウンジ&バー、新たに誕生した「ジランドール by アラン デュカス」
- 継承:ニューヨーク グリル&バー、日本料理「梢」、クラブ オン ザ パーク、パブリックスペースは開業以来のオリジナルデザイン
- 客室構成:177室から171室へ。85㎡の「パーク スイート」が新設され、スイート需要に対応
つまり、ロビーや廊下、プール・ジムまわりの空気感は以前を知る人にとって「そのまま」で、客室と一部のレストランが新しくなった、という構成です。実際に滞在しても、館内を移動しているときの静けさや照明の落ち着きは、写真で見てきたイメージそのままでした。
客室レポート|広いベッドエリアと窓際のラウンジ
通されたのはベッド2台タイプの客室です。ベッドエリアと、窓際のラウンジチェア+ラウンドテーブルのエリアが緩やかに分かれており、荷物を広げてもソファまわりが埋まらない奥行きがありました。壁面には和紙を思わせる照明や木の葉をモチーフにしたアートが配され、新しい家具と開業当時から続く意匠が同居しています。
公式サイトによると、客室は以下のカテゴリーに分かれています。同じ広さでも階数と窓の向きでビューの条件が変わるため、予約時に確認しておきたいポイントです。
| 客室タイプ | 広さ | 位置・特徴(公式情報) |
|---|---|---|
| キング 1台 | 45㎡ | 43・44階。建物の構造上、外の眺望が限られる |
| シティービュー キング 1台 | 45㎡ | 48〜50階。市街の眺め |
| シティービュー ツイン 2台 | 50㎡ | 42〜50階。市街の眺め |
| デラックス(ダブル2台/キング1台) | 55㎡ | 42〜51階。3つの大きな窓から市街または富士山 |
| プレミアムコーナー キング 1台 | 60㎡ | 42〜50階。2方向に4つの窓 |
| プレミア(ダブル2台/キング1台) | 65㎡ | 51階/42〜44階の角部屋。2方向に4つの窓 |
| パーク スイート | 85㎡ | リニューアルで新設。リビングとベッドルームが独立 |
| パーク デラックス スイート | 95㎡ | 42〜45階 |
| パーク プレミア スイート | 100㎡ | 46〜51階の高層階 |
| スペシャルティ スイート | 115〜290㎡ | アンバサダー、ガバナーズ、ディプロマット、トーキョー、プレジデンシャル |
設備は客室タイプを問わず共通する部分が多く、公式サイトでは次のように案内されています。
- 55〜65インチの4Kテレビ、自動遮光カーテン
- ダブルシンクの化粧台、レインシャワー、深めのバスタブ
- イソップのバスアメニティ、季節限定のオリジナルバスソルト
- バスローブ・スリッパ・浴衣、ダイソンのヘアドライヤー
- ネスプレッソのコーヒーメーカーとティー、ミニバー、ミネラルウォーター
- 高速Wi-Fi、24時間ルームサービス
眺望|地上180m級の視点から見る東京
このホテルの最大の価値は、やはり窓の外にあります。手前に西新宿の超高層ビル群、その先に住宅地が果てしなく続き、条件がよい日は遠くの山並みまで見渡せました。眼下の街が細かく見える高さではなく、街の輪郭が面として広がる高さで、時間帯によって表情がまったく変わります。


バスルーム|ダブルシンクと深いバスタブ
水回りは、石とウッドフロアで構成されたバスルームに、ダブルシンクの洗面台、独立したレインシャワー、深めのバスタブという構成でした。洗面台は幅が広く、2人で使っても荷物がぶつかりません。アメニティはイソップで、タオル類は洗面台下のオープン棚にまとめられています。

浴室は、洗い場とバスタブが一体になった日本式に近いつくりで、湯船に肩まで浸かれる深さがあります。今回はベビー用のスキンケアセットも用意されており、子ども連れでも水回りの準備に困らない印象でした。必要なアメニティはリクエストで追加できるため、事前に伝えておくとスムーズです。

プライベートバー|ボトルの充実ぶりが際立つ
客室で印象に残ったのがプライベートバーです。ミニボトルの並ぶ棚、引き出し式のバー、冷蔵庫、コーヒー&ケトルのキャビネットが一箇所にまとまっており、ホテルオリジナルのアイテムも含まれていました。滞在時に確認できたラインアップは次のとおりです。

- スピリッツ・ウイスキー:グレイグース(ウォッカ)、季の美 京都ドライジン、タリスカー10年、山崎、シーバスリーガル18年、パーク ハイアット 東京のシングルモルト ジャパニーズウイスキー
- ボトルドカクテル:オリジナルのオールドファッションド、マルガリータ
- ワイン:シルバラード ヴィンヤーズ カベルネ・ソーヴィニヨン(ナパ・ヴァレー)、レ・フィエフ・ド・ラグランジュ(サンジュリアン)のハーフボトル
- 冷蔵庫:ホテルオリジナルのフルーツジュース(りんご・白桃・オレンジ)、ポカリスエット、シャンパーニュ、白ワイン、アサヒスーパードライ、常陸野ネストビール、スパークリング清酒(七賢 山ノ霞)、コカ・コーラ、トニックウォーター、ミネラルウォーター
- コーヒー・ティー:ネスプレッソマシンとカプセル、電気ケトル、ティーバッグ(ルイボスプラムなど)、シュガー
- 什器:ワイングラス、ソムリエナイフ、カトラリーが引き出しに常備



プライベートバーの料金一覧
客室に置かれているプライベートバーのリストに記載されていた料金は以下のとおりです(滞在時点、すべて消費税込み)。単位は円。
アルコール類
| 区分 | 品目 | 料金(税込) |
|---|---|---|
| カクテル | オールドファッション | 5,500 |
| カクテル | マルガリータ | 4,400 |
| ウォッカ | グレイグース | 3,080 |
| ジン | 季の美 京都ドライジン | 3,520 |
| ウイスキー | パーク ハイアット 東京 シングルモルト ジャパニーズ ウイスキー | 8,030 |
| ウイスキー | シーバスリーガル 18年 | 8,030 |
| ウイスキー | 山崎 | 5,500 |
| ウイスキー | タリスカー 10年 | 5,500 |
| シャンパン | ビルカール サルモン ロゼ | 11,550 |
| シャンパン | “R” ド ルイナール ブリュット | 9,570 |
| 白ワイン | アルガブランカ クラレーザ 甲州(山梨) | 4,950 |
| 白ワイン | ルイ ジャド シャブリ フルショーム プルミエクリュ(ブルゴーニュ) | 8,030 |
| 赤ワイン | シルヴァラード ヴィンヤーズ カベルネ・ソーヴィニヨン(ナパ・ヴァレー) | 4,950 |
| 赤ワイン | レ フィエフ ド ラグランジュ サンジュリアン(ボルドー) | 8,030 |
| 日本酒 | 七賢 スパークリング 山ノ霞(山梨) | 4,620 |
| ビール | 常陸野ネストビール ペールエール | 1,100 |
| ビール | アサヒ スーパードライ | 1,100 |
ソフトドリンク・スナック
| 区分 | 品目 | 料金(税込) |
|---|---|---|
| ミネラルウォーター | 奥会津 スティルウォーター | 810 |
| ミネラルウォーター | 奥会津 スパークリングウォーター | 810 |
| ジュース | ピーチ/アップル/オレンジ(各) | 1,080 |
| ソフトドリンク | コカ・コーラ、コカ・コーラ ゼロ、ジンジャーエール、トニックウォーター、ソーダウォーター、ポカリスエット(各) | 810 |
| スナック | ポテトチップス | 1,080 |
| スナック | ポテトダイススナック | 1,080 |
| スナック | ミックスナッツ | 1,350 |
| スナック | ニューヨーク バー ミックス | 1,080 |
| スナック | ライスクラッカー | 810 |
| スナック | シリアルバー | 810 |
| スナック | グミ | 810 |
| スナック | チョコレート | 1,620 |
| スナック | ヒントミント | 1,080 |
目を引くのがホテルオリジナルのシングルモルト ジャパニーズ ウイスキー(8,030円)です。リストには、木内酒造がこのホテルのために特別に仕立てたウイスキーである旨が明記されています。オリジナルのボトルドカクテル2種も含め、ここでしか飲めないラインアップが揃っているのは、単なるミニバーとは違う点です。
相場としては、ソフトドリンクが810円〜1,080円、スナックが810円〜1,620円、ウイスキーのミニボトルが5,500円〜8,030円というレンジ。ラインアップや料金は時期・客室タイプによって変わるため、実際の金額は客室内のリストでご確認ください。
クラブ オン ザ パーク|47階のプールとジム
スパ&フィットネス施設「クラブ オン ザ パーク」は45階と47階にあり、クラブ会員と宿泊者専用です。宿泊者が無料で使えるのは47階のフィットネスエリア(プール、ジム、スタジオ、プールサイド)で、45階のスパ施設は別料金となります。公式サイトに記載されている条件は以下のとおりです(確認時点)。
| フロア | 施設 | 料金・営業時間(公式情報) |
|---|---|---|
| 47階 | プール(全長20m)、ジム、スタジオ、プールサイド | 宿泊者は無料/プールは6:00〜22:00 |
| 45階 | トリートメントルーム7室、スチームサウナ、ドライサウナ、大理石のホットバス、水風呂、リラクゼーションラウンジ | 1日おひとり5,500円(レンタルウェア込み)/9:00〜21:00 |
ジムは床から天井までの窓に面してマシンが並び、トレーニング中もずっと街を見下ろせます。機器はテクノジム製で、フリーウェイトからマシン、有酸素系まで一通り揃っており、ホテルのジムとしては十分すぎる規模でした。晴れた日には富士山が見えるとも案内されています。

プールは全長20メートル。ガラス屋根から自然光が降り注ぐ吹き抜け空間で、レーンロープで区切られているため、真面目に泳ぎたい人ものんびり浸かりたい人も併存できます。プールサイドにはデッキチェアが並び、泳がずにここで過ごすだけでも十分に価値があります。

なお公式サイトでは、定期清掃とメンテナンスのため2026年12月10日は47階プールを終日休止(ジム・スタジオは通常どおり利用可)と案内されています。休止日や営業時間は変わることがあるため、プール目当てで泊まる場合は直前に公式サイトを確認しておくと安心です。
エントランス・館内のパブリックスペース
パブリックスペースは今回の改修でもオリジナルデザインが継承された部分です。エレベーターホールには、円環と流木のような素材を組み合わせた大型のアートワークが据えられ、照明を落とした空間に影が広がります。ホテルというより静かな美術館に近い導入で、部屋に着く前から空気が切り替わります。

もうひとつ立ち寄りたいのがライブラリーです。両側の書棚に建築・写真・美術・旅の書籍が並び、間接照明で背表紙が浮かび上がります。通路としても使える場所ですが、腰を落ち着けて眺めるだけでも時間が溶けました。

宿泊前に押さえておきたいポイント
- スパは別料金:47階のプール・ジムは宿泊者無料だが、45階のサウナやホットバスを含むスパ施設は1日5,500円
- ドレスコード:ニューヨーク グリル&バーと梢では、17時以降のショートパンツ、ビーチサンダル、トレーニングジャージ、ノースリーブのスポーツウェアなどは不可。ジランドール、ピーク ラウンジ&バーでもトレーニングジャージやタンクトップは不可
- ペット:介助動物を除き同伴不可
- 館内での撮影:レストラン・バー・ラウンジでの撮影は他の利用者への配慮を求める案内あり
- モバイルバッテリー:館内での利用について協力依頼が出ている
- デリカテッセン:新宿パークタワー1階。高層階まで上がらなくても利用できる
料金・営業時間・休止日などの条件は変更されることがあります。最新情報は公式サイト、または予約時・現地の案内でご確認ください。
まとめ
リニューアル後のパーク ハイアット 東京は、客室が現代的にアップデートされる一方で、ライブラリーやパブリックスペース、クラブ オン ザ パークといった「このホテルらしさ」を形づくってきた部分がそのまま残されていました。結果として、新しさと懐かしさが違和感なく同居しています。
- 客室は171室・スイート29室。窓の枚数と階数でビューの条件が変わる
- 水回りはダブルシンク+深いバスタブ+レインシャワーで、イソップのアメニティ
- プライベートバーはオリジナルのウイスキーやボトルドカクテルまで揃う
- 47階のプール(20m)とジムは宿泊者無料、45階スパは1日5,500円
- 眺望と静けさ、そして館内のアートが滞在価値の中心
新宿という立地でありながら、フロアに上がった瞬間に街の喧騒が切れる感覚は、このホテルならではのものでした。ラウンジやレストランについては、次に泊まる機会に改めてレポートします。
出典
出典:パーク ハイアット 東京 公式サイト(客室、クラブ オン ザ パーク、レストラン&バー、ホテル規約の各ページ)
元記事URL:https://www.hyatt.com/park-hyatt/ja-JP/tyoph-park-hyatt-tokyo/rooms / https://www.hyatt.com/park-hyatt/ja-JP/tyoph-park-hyatt-tokyo/club-on-the-park / https://www.hyatt.com/park-hyatt/ja-JP/tyoph-park-hyatt-tokyo/dining / https://www.hyatt.com/park-hyatt/ja-JP/tyoph-park-hyatt-tokyo/policies
出典:PR TIMES「パーク ハイアット 東京、19ヵ月におよぶ改修を経て、本日リニューアルオープン」(2025年12月)
元記事URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000171.000012816.html

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