エミレーツ航空は2026年9月3日、プレミアムエコノミー向けの新シートを発表した。座席ごとに電動で操作できる「フルハイト・プライバシースクリーン」を備え、同社は「世界初の電動プライバシースクリーン付きプレミアムエコノミーシート」と説明している。A350型機に搭載されており、機内での快適性・プライバシーを重視する旅行者にとって、座席選びの新たな判断材料になりそうだ。
何が新しいのか
エミレーツは2021年にプレミアムエコノミーを導入して以降、順次上質な座席・サービスを打ち出してきた。2026年7月にはヘッドレスト「U-Dream」を発表しているが、今回はそれを含む座席全体を刷新し、目玉として電動式のフルハイト間仕切り(プライバシースクリーン)を新たに搭載した点が最大の違いだ。仕切りは座席のコントローラーで昇降でき、隣席との視線を遮ることができる。
新シートの仕様
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 搭載機材 | エアバスA350型機 |
| 座席配列 | 2-3-2 |
| 座席数(1機あたり) | 28席 |
| 座席幅 | 20インチ |
| シートピッチ | 最大39インチ |
| リクライニング方式 | クレードル式(後方座席を圧迫しない) |
| プライバシー機能 | 電動フルハイト・プライバシースクリーン(世界初) |
| ヘッドレスト | Safran製「U-Dream」、可動式ウイング付き |
| フットレスト | 本革、電動展開式 |
| 充電設備 | ワイヤレス充電(プレミアムエコノミー初)+USB-C |
| モニター | 13.3インチ 4K HDRタッチスクリーン |
現時点でこの新シートは、A350型機が就航しているすべての路線で利用可能とされている。今後A350の投入路線が拡大するにつれて、搭乗できる路線も増えていく見込みだ。
予約時に気をつけたいポイント
- 搭載機材はA350限定: エミレーツはB777やA380など複数の機材を運航しており、プレミアムエコノミー自体は他機材にも設定されているが、今回の新シート(電動プライバシースクリーン付き)はA350にのみ搭載される。予約前に運航機材(Aircraft Type)を必ず確認したい。
- 同一路線でも便により機材が異なる場合がある: 同じ路線・時間帯でも曜日によって機材が変わることがあるため、公式サイトの便検索画面で機材表示を確認するか、座席指定サイト(SeatGuru等)で搭乗予定機の座席図を照合するのが確実。
- 運賃・予約手続きへの変更はなし: 発表内容は座席プロダクトの刷新であり、運賃体系や予約プロセス自体に変更はない。プレミアムエコノミー運賃で通常どおり予約できる。
旅行者目線での考察
プレミアムエコノミーは近年、ビジネスクラスより安価に一定の快適性を得られる選択肢として需要が高まっているが、エコノミーとの最大の違いは「静けさとプライバシー」を確保しにくい点にあった。フルハイトで仕切れる電動スクリーンは、隣席が家族・パートナーでない場合の心理的な負担を軽減し、長距離路線での休息の質を上げる効果が期待できる。ワイヤレス充電やUSB-Cの装備も、スマートフォンやタブレットを多用する現代の旅行者には実務的なメリットが大きい。一方で、この座席に着席できるかどうかは搭乗する機材次第であるため、「エミレーツのプレミアムエコノミーだから同じ体験ができる」と思い込まず、予約段階での機材確認を習慣づけることが実利につながる。
出典:Emirates Media Centre(2026年9月3日)
元記事URL:https://www.emirates.com/media-centre/powering-privacy-in-premium-economy—emirates-unveils-the-worlds-first-electric-premium-economy-seat-with-full-height-privacy-screen/


コメント