dカード改定|一般0.5%化・年会費1,650円・PLATINUM還元縮小を解説

dカードのdポイント進呈率と年会費が改定されることを示すイメージ クレジットカード

NTTドコモが2026年9月1日、dカードの還元率と年会費、dカード PLATINUMのポイント進呈条件、ドコモポイ活プランのポイント計算方法を改定すると発表しました。3つの改定が同時に告知されており、影響範囲が広い内容です。

要点を先に書きます。

  • 一般のdカードは通常決済が100円1ポイント→200円1ポイント(実質1.0%→0.5%)
  • 前年度に1度も利用がないと年会費1,650円(税込)が発生
  • dカード PLATINUMの最大進呈率の期間が「入会12か月後まで」→「2か月後まで」に短縮
  • ドコモ光・ドコモでんきGreenの進呈率も引き下げ
  • ポイ活プランはポイント計算の対象額から特典分が差し引かれる方式に
  • 不利益改定への措置として、年会費の返金受付が開始(エントリー期限2026年12月31日)

率直に言って、利用者にとっては負担増・還元減の方向の改定です。ただし救済措置として年会費返金が用意されており、期限のある行動が発生します。この記事では改定内容を整理したうえで、どう動くべきかを条件別に書きます。

※本記事は2026年9月1日時点の公式告知に基づきます。告知には「改定日時は、変更となる場合がございます」との注記があります。

まず改定スケジュールを時系列で

改定時期がバラバラなので、日付順に並べ直しました。

時期対象改定内容
2026年9月1日〜全体ドコモの銀行(ドコモSMTBネット銀行)とdカードの連携等で還元率アップの新特典が開始
2026年10月ご利用分からdカード PLATINUMドコモでんきGreenの進呈率引き下げ
2026年12月ご利用分からドコモポイ活プランポイント進呈の計算対象額から特典分を減額する方式へ
2026年12月ご利用分からdカード PLATINUM最大進呈率の期間短縮(12か月→2か月)、ドコモ光の進呈率引き下げ、dカード積立の最大進呈率期間短縮
2026年12月31日PLATINUM/GOLD保有者年会費返金のエントリー期限
2027年1月ご利用分からdカード(一般)通常決済の進呈率を200円1ポイントに変更
2027年1月からdカード(一般)年会費の条件付き有料化(2028年2月引き落とし分から請求)
2027年5月ご利用分からdカード(一般)スマホのタッチ決済利用時に200円2ポイント(対象カード限定)

最も期限が近く、かつ行動しないと損をする可能性があるのが年会費返金のエントリー(12月31日)です。後半で詳しく書きます。

① dカード(一般):還元率が半分、年会費は条件付き有料に

対象はdカード GOLD U・dカード GOLD・dカード PLATINUMを除くdカード、つまり年会費無料の一般カードです。

項目改定前改定後時期
通常決済のdポイント進呈率100円(税込)ごとに1ポイント200円(税込)ごとに1ポイント2027年1月ご利用分から
スマホのタッチ決済(区分なし)200円(税込)ごとに2ポイント
※カード番号が「4363」「5344」「5365」いずれかで始まるdカードのみ対象
2027年5月ご利用分から
年会費無料初年度無料・2年目以降も無料
ただし前年度に1度も利用がなかった場合1,650円(税込)
2027年1月から
(2028年2月引き落とし分から請求)

通常決済の還元率が実質1.0%から0.5%へ半減します。なお公共料金・税金など一部の利用先はもともと200円1ポイントだったため、そこは変わりません。

1%を維持する方法はあるが、条件が付く

告知を読むと、1%相当を維持する道は2つ用意されています。

方法還元注意点
d払い(支払い方法をdカードに設定)200円ごとに2ポイント内訳はd払い基本1ポイント+dカード支払い特典1ポイント(期間・用途限定)。半分が期間・用途限定ポイントになる
スマホによるタッチ決済200円ごとに2ポイントカード番号が「4363」「5344」「5365」で始まるdカードのみ。街のお買物におけるApple Pay、Google Pay、おサイフケータイiDの利用が対象。2027年5月ご利用分から

ここは重要な差です。d払い経由で1%を確保しても、半分は期間・用途限定ポイントになります。有効期限が短く使える先も限られるポイントなので、通常ポイント1%と同じ価値とは言えません。

スマホのタッチ決済はカード番号の縛りがあります。手元のカードが対象番号で始まっていない場合、新しいdカードへの切り替えが必要になる可能性があります。カードを財布から出して差し込む従来の使い方では0.5%です。

年会費1,650円の条件を正確に読む

「使わないと年会費」という条件なので、休眠させているカードが該当します。判定の詳細は次のとおりです。

  • 判定対象となる利用:ショッピング、ドコモ利用料金、ETC、キャッシングなど
  • 判定対象外:金利・リボ払い手数料などの各種手数料、カード年会費、ETC年会費など一部
  • 判定はカードの利用先から売上情報が到着した日を基準に行う。利用日が判定期間内でも売上到着が間に合わなければ対象外
  • 通販などでは商品発送後に売上情報が送信されるため、到着まで1か月以上かかる場合がある
  • GOLD U・GOLD・PLATINUMからのダウングレードや、対象番号の新しいdカードへの切り替えの場合は、切替2年目以降に適用

注意したいのが売上到着日ベースの判定です。年度末ぎりぎりに1回使って条件を満たそうとすると、売上到着が遅れて判定対象外になるおそれがあります。年会費を避けたいなら、余裕を持って利用しておくべきでしょう。

請求タイミングも独特です。2027年1月以降の利用有無に基づき、2028年2月の引き落とし分から請求されます。つまり実際に請求が来るのは1年以上先で、そのときに「なぜ請求が」と驚く人が出そうな構造です。

② dカード PLATINUM:最大還元期間が12か月→2か月に

年会費が高額なカードの改定なので、影響も大きい部分です。改定点は2つあります。

  • ショッピング利用金額に関わらず最大進呈率となる期間の変更
  • ドコモ光・ドコモでんきGreenの利用料金に対する進呈率の引き下げ

なお「ケータイ」の進呈率と「dカード積立」の進呈率そのものには改定がありません。変わるのは期間と、光・でんきの率です。

改定前後の進呈率(本会員)

《改定前》

区分月のショッピング利用額ケータイドコモ光でんきGreen 地域1でんきGreen 地域2
入会初年度(入会月から12か月後まで)一律20%20%12%20%
入会2年目以降(13か月後以降)10万円未満10%10%6%10%
10万円以上20万円未満15%15%9%15%
20万円以上20%20%12%20%

《改定後》太字が変更箇所

区分月のショッピング利用額ケータイドコモ光でんきGreen 地域1でんきGreen 地域2
入会月から2か月後まで一律20%12%8%12%
入会月から3か月後以降10万円未満10%10%6%10%
10万円以上20万円未満15%11%7%11%
20万円以上20%12%8%12%

地域1は北海道・東北・東京・北陸・中国・四国電力エリア、地域2は中部・関西・九州電力エリアです。

インパクトが大きいのは最大進呈率の期間が実質1年から3か月弱に縮んだ点です。「初年度は使い方を問わず最大還元」という前提でカードを選んだ人にとっては、根拠が崩れる変更でしょう。

ドコモ光は20%から12%へ、でんきGreenの地域2も20%から12%へ引き下げられます。ドコモ光とでんきをまとめて契約している家庭では、還元額の減少が積み上がります。

改定時期も分かれています。ドコモでんきGreenは2026年10月ご利用分から、ケータイ・ドコモ光・dカード積立は2026年12月ご利用分からです。でんきの方が2か月早く始まる点に注意してください。

dカード積立は率は同じ、期間だけ短縮

マネックス証券のdカード積立については、進呈率そのものは変わりません。ただし最大進呈率となる期間が「入会初年度(12か月後まで)」から「入会月から2か月後まで」に短縮されます(2026年12月決済分=2027年1月お買付け分から)。

NISA口座の5万円以下は最大3.1%が維持されますが、それが適用されるのは入会直後の2か月間か、月のショッピング利用が20万円以上の月に限られます。積立目的でPLATINUMに入る場合、毎月20万円以上のカード利用を継続できるかが条件になります。

なお家族会員の進呈率は、告知によれば初年度は本会員同等、2年目はdカード GOLDと同水準とされています。

③ ドコモポイ活プラン:計算対象額から特典分が差し引かれる

対象は「ドコモ ポイ活 MAX」「ドコモ ポイ活 20」「eximo ポイ活」「ahamo ポイ活」です。2026年12月ご利用分から改定されます。

項目内容
改定前(2026年11月ご利用分まで)各種割引後のご利用料金に対してdポイント進呈
改定後(2026年12月ご利用分以降)各種割引後のご利用料金からポイ活特典の対象決済に対する進呈分を減額した金額に対してdポイント進呈

dポイントの種別や進呈率自体は変わりません。変わるのは計算のベースになる金額です。ポイ活特典(対象決済でもらえるポイント)を多くもらった月は、料金に対するポイントが減るという仕組みになります。

公式告知の別紙に計算例があるので、そのまま引用します。

項目改定前(2026年11月ご利用分まで)改定後(2026年12月ご利用分から)
①ドコモ ポイ活 MAX 月額料金10,680円(税抜)同じ
②割引額3,000円(税抜)同じ
③対象決済の特典で進呈されたポイント3,500ポイント同じ
④ポイント進呈の計算対象額7,680円(①-②、③は減額しない)4,180円(①-②-③)
⑤進呈率(PLATINUM)④の1,000円ごと × 20%同じ
⑤進呈率(GOLD)④の1,000円ごと × 10%同じ

この条件で実際のポイント数を計算すると、以下のようになります。これは筆者による試算で、公式告知には結果のポイント数までは記載されていません。

カード改定前(試算)改定後(試算)
dカード PLATINUM7,680円 → 7 × 200 = 1,400ポイント4,180円 → 4 × 200 = 800ポイント▲600ポイント
dカード GOLD7,680円 → 7 × 100 = 700ポイント4,180円 → 4 × 100 = 400ポイント▲300ポイント

1,000円ごとの進呈なので端数は切り捨てて計算しています。この例では月あたり600ポイント(PLATINUM)の減少で、年間なら7,200ポイント相当です。ポイ活特典を上限近くまで使っている人ほど減額幅が大きくなるという構造なので、熱心に使っている人ほど影響を受けます。

なお、月額料金へ充当したポイントがポイ活特典の対象決済に対する進呈ポイントより多い場合は、充当したポイントを減額した金額に対して進呈される、という注記もあります。どちらか大きい方が差し引かれるという理解になります。

【要行動】年会費返金の受付が始まっています(期限12月31日)

不利益改定に伴う措置として、年会費の返金申込が用意されました。解約またはダウングレードを前提とした制度なので、内容をよく確認してください。

項目内容
対象者①2026年9月30日(水)までに入会したdカード PLATINUM本会員
対象者②2026年9月30日(水)までに入会したdカード GOLD本会員で、「ドコモ ポイ活 MAX」「ドコモ ポイ活 20」「eximo ポイ活」「ahamo ポイ活」のいずれかを契約している方
受付期間2026年9月1日(火)〜2026年12月31日(木)23:59
条件(1)専用ページからエントリーの受付完了
条件(2)dカード PLATINUMまたはdカード GOLDの解約またはダウングレードの手続き完了
条件(3)GOLDの場合、解約/ダウングレードした月の月末時点で、GOLDの利用携帯電話番号に登録された回線が、2026年9月30日時点でポイ活プランを契約していること
返金額解約/ダウングレードした翌月から次回年会費請求月までの残月数に応じて、前回支払った年会費を月割りして返金

整理すると、「改定が不利だから辞める」という人に対して、払った年会費の残り分を返すという制度です。カードを持ち続ける場合は対象になりません。

したがって判断の順序はこうなります。

  • 改定後の条件でPLATINUM/GOLDの年会費に見合うかを再計算する
  • 見合わないと判断した場合、12月31日までにエントリーと解約/ダウングレードを完了させる
  • 見合うと判断した場合は何もしない(返金は受けられない)

注意点として、この判断は取り消しがききにくいものです。解約やダウングレードをしてから「やはり必要だった」と戻る場合、再入会の審査や、入会特典・最大進呈率期間の扱いが振り出しに戻る可能性があります。年会費の返金額(月割りの残月数分)と、カードを持ち続けることで得られる還元を比べて決めるべきでしょう。

※返金の実施時期については、条件達成のタイミングによって分かれると報じられていますが、筆者は公式ページの記載を直接確認できていません。正確な条件・手続き方法・返金時期は必ず公式の案内ページでご確認ください。

この改定は何を狙っているのか

ここからは筆者の見方です。3つの改定を並べると、方向性が読み取れます。

1. 決済手段をd払い・スマホタッチ決済へ誘導している

一般カードの通常決済を0.5%に落とす一方、d払いとスマホのタッチ決済は1%相当を維持しています。物理カードを差し込む決済から、アプリ・スマホ経由の決済へ移す設計です。同時に、2026年9月1日からドコモの銀行との連携で還元率が上がる新特典も始まっています。

加盟店手数料や決済データの取得という観点で、自社経済圏内の決済に寄せたいという意図はあり得ます。ただしこれは推測なので、断定はできません。

2. 通常ポイントから期間・用途限定ポイントへの置き換えが進んでいる

d払い経由で1%を維持しても、半分は期間・用途限定ポイントです。額面上の還元率は保たれても、実質価値は下がります。この点は表面的な数字だけを見ていると気づきにくい部分です。

3. 「使わない会員」のコストを利用者に転嫁している

前年度に1度も利用がなければ年会費1,650円という条件は、休眠カードの整理策と読めます。カード発行・維持にはコストがかかるため、使わない会員を減らしたい狙いがあると考えられます。

逆に言えば、年1回でも使えば年会費は無料のままです。サブカードとして持っておきたい人は、年に1回の決済を忘れないようにすれば済む話ではあります。

ケース別・取るべき行動

あなたの状況取るべき行動
一般のdカードをメイン決済にしている2027年1月までに、d払い設定またはスマホのタッチ決済へ切り替える。カード番号が「4363」「5344」「5365」以外なら新カードへの切替も検討。あるいは他社カードへのメイン移行を比較検討
一般のdカードを休眠させている年1回の利用を習慣化するか、使わないなら解約を検討。判定は売上到着日ベースなので余裕を持って利用する
dカード PLATINUMを保有・ドコモ光やでんきも契約改定後の進呈率で年間の還元額を再計算。年会費に見合わなければ12月31日までに返金エントリー+解約/ダウングレード
dカード PLATINUMをこれから検討「初年度は一律で最大還元」という前提は消える。入会は3か月目以降のショッピング利用額(20万円以上で最大)を維持できるかで判断
dカード GOLD+ポイ活プランポイ活の計算方式変更で減る分を試算。見合わなければ返金エントリーの対象になり得る
dカード積立を目的にPLATINUMを検討最大3.1%が続くのは入会2か月後まで、または月20万円以上利用の月のみ。この条件を満たせるかで判断

まとめ

  • 一般のdカードは2027年1月ご利用分から200円1ポイント(実質0.5%)。d払いかスマホのタッチ決済なら1%相当を維持できるが、半分は期間・用途限定ポイント
  • 2027年1月から前年度に1度も利用がないと年会費1,650円(請求は2028年2月引き落とし分から)
  • dカード PLATINUMは最大進呈率の期間が12か月→2か月に短縮。ドコモ光20%→12%、でんきGreen地域2も20%→12%
  • 改定時期は、でんきGreenが2026年10月ご利用分から、ケータイ・光・積立が2026年12月ご利用分から
  • ポイ活プランは2026年12月ご利用分から、料金に対するポイント計算の対象額から特典分が差し引かれる
  • 年会費返金のエントリー期限は2026年12月31日23:59。解約/ダウングレードが条件

dカードは「年会費無料で1%還元」という分かりやすさが強みでしたが、今回の改定でその前提が変わります。使い続ける場合は決済手段の見直しが必要で、辞める場合は返金の期限があります。どちらにしても年内に一度は手を動かす必要がある改定です。

特にPLATINUM保有者は、12月31日という期限を意識しつつ、改定後の数字で計算し直すことをおすすめします。

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出典・参照

出典:NTTドコモ「【重要】『ドコモポイ活プラン』『dカード PLATINUM』dポイント進呈条件および『dカード』dポイント進呈率・年会費改定のお知らせ」(2026年9月1日、参照日:2026年9月1日)
元記事URL:https://www.docomo.ne.jp/info/notice/page/260901_00.html

参照:ドコモポイ活プランのdポイント進呈条件改定の詳細/年会費返金の案内ページ(https://dcard.docomo.ne.jp/st/dcard_platinum_return/index.html)/ケータイ Watch「ドコモ、『dカード GOLD/PLATINUM』で年会費返金の受付開始」(返金額の計算方法の記述、参照日:2026年9月1日)

※本記事は個人が公開情報を整理したものです。ポイント数の試算は筆者による計算で、公式に示された数値ではありません。改定内容・条件は変更される場合があるため、手続きの際は必ず公式サイトでご確認ください。

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