【11月4日から】米国行き国際線でエボラ関連の申告が必須に|日本発・乗り継ぎも対象

米国行き国際線で11月4日からエボラ関連の申告が必須になることを示すイメージ エアライン

米国疾病予防管理センター(CDC)の命令により、日本時間2026年11月4日13時59分以降に外国を出発する米国行きの便では、乗客全員が「搭乗前21日以内にコンゴ民主共和国(DRC)にいなかった」とする申告書(アテステーション)を出さないと搭乗できなくなりました。日本発のハワイ・米本土行きも対象で、米国経由の乗り継ぎ客も例外ではありません。大韓航空も11月3日に、米国行きの全便でこの申告書の提出を義務づけると発表しています。

この記事では、CDCの公式ページと大韓航空の発表をもとに、対象者、申告の中身、出し方、旅行者が確認しておくことを整理します。

CDCが米国行きの全乗客に申告書を求める理由

大韓航空の発表によると、今回の措置はDRCで発生したエボラウイルス病の米国への流入を防ぐために、CDCが出した行政命令に基づくものです。CDCは2026年10月22日に命令を出し、10月28日には乗務員も対象に含めることを明確にした改定版を出しました。

CDCの説明では、21日という期間はエボラの最長の潜伏期間に合わせたものです。また、米国の一般市民と旅行者にとってのリスクは全体として低いままだとしています。

11月4日13時59分(日本時間)以降に出発する便が対象

項目内容
適用開始米国東部標準時 2026年11月3日23時59分以降に外国を出発する便(日本時間・韓国時間では11月4日13時59分)
対象となる人外国から米国へ向かう便に乗る全員。米国市民・永住権保持者、乳幼児、乗務員を含む
乗り継ぎ米国を経由して第三国へ向かう人も対象。米国で降機するかどうかは問わない
申告する内容搭乗前21日以内にDRCに滞在していないこと。DRCの空港での乗り継ぎ(空港の外に出ない場合も含む)も滞在に数える
対象外陸路・海路での入国。米国政府が個別に免除を出した人など
実施期間大韓航空の発表では、CDCの指針に基づき12月19日(韓国時間)まで実施の予定

申告書を出さない人、または出すことを拒んだ人は搭乗できません。CDCは、故意に虚偽の申告をした場合は米国の法律(18 U.S.C. § 1001)に基づく罰金や禁錮の対象になりうると明記しています。

DRCに行っていない人は署名するだけで済む

日本から米国へ向かう旅行者の大半は、DRCに滞在していないことを確認して署名すれば手続きが終わります。影響が大きいのは、最近アフリカ中部を訪れた人や、DRCの空港で乗り継いだ人です。

DRCに滞在した人が米国行きの便に乗れる日は、CDCが次のように数え方を示しています。DRCを出国した日を「0日目」、その翌日を「1日目」とし、0〜21日目は米国行きの便に乗れません。米国以外の場所で21日間を過ごし、22日目から搭乗できます。たとえば、11月10日にDRCを出国した人が米国行きの便に乗れるのは、12月2日以降です。

申告書の出し方は航空会社ごとに異なる

申告書は航空会社が米国政府に代わって集め、保管します。CDCは、紙への署名、電子署名、チェックイン時の確認欄へのチェックなどの方法を認めており、どの方法で集めるかは航空会社が決めます。CDCも、具体的な出し方は利用する航空会社に確認するよう案内しています。

大韓航空の場合は、紙か電子のどちらかの方法で作成し、出発当日のチェックイン手続きまでに航空会社へ提出します。

家族やグループで旅行する場合

この点は、CDCの説明と大韓航空の運用で書き方が異なります。CDCは、航空会社が乗客一人ひとりの申告の記録を残すことを条件に、代理人が同行者全員の分を申告してよいとしています。代理人になれるのは、親・保護者・同行者・同じグループの成人などです。一方、大韓航空は、乳幼児も含めて1人1枚ずつ作成・提出する必要があり、代表者が1枚にまとめて出す方法は認めないと案内しています。

18歳未満の人や、障害・高齢などで自分で署名するのが難しい人は、保護者や権限を委ねられた成人が代わりに作成できます。この点はCDCと大韓航空で共通しています。グループの申告方法は航空会社ごとに違う可能性があるため、利用する航空会社の案内に従ってください。

日本の旅行者が出発前に確認しておくこと

1. 自分の便が対象かを確かめる

日本からハワイ・米本土へ向かう直行便は対象です。米国経由で中南米やカナダへ向かう便も、米国に入らず乗り継ぐだけであっても対象になります。CDCは、グアム・北マリアナ諸島(サイパン)・プエルトリコなどの米国領を「外国」とは扱わないとしています。このため、日本からグアム・サイパンへ向かう便も米国行きに当たると考えられますが、具体的な扱いは利用する航空会社の案内で確認してください。

2. 航空会社の案内で申告の方法とタイミングを確かめる

オンラインチェックインの画面で済むのか、空港の窓口で紙に署名するのかは航空会社によって異なります。空港で手続きが増える可能性もあるため、出発前に航空会社のサイトやアプリで最新の案内を見ておくと安心です。

3. 最近の渡航歴を確かめる

アフリカ方面への出張や旅行から米国へ向かう予定がある人は、DRCへの滞在やDRCの空港での乗り継ぎがなかったかを旅程表で確かめてください。該当する場合は、上で説明した22日目以降に搭乗日を合わせる必要があります。

まとめ:多くの人は署名1回で済むが、方法は航空会社の案内に従う

11月4日13時59分(日本時間)以降に外国を出発する米国行きの便では、国籍や乗り継ぎかどうかを問わず、全員がDRCに滞在していないことを申告する必要があります。DRCに行っていない人にとっては署名1回の手続きですが、申告しなければ搭乗できません。グループでの申告方法や提出のタイミングは航空会社によって違うため、出発前に利用する航空会社の案内を確認してください。実施期間は12月19日までの予定とされていますが、米国の保健当局の指針が変われば延長や変更もありえます。

出典:米国疾病予防管理センター(CDC)「Order: Requirement for Attestation by All Persons Traveling by Air to the United States」(2026年10月22日公開、11月3日更新)
元記事URL:https://www.cdc.gov/port-health/legal-authorities/attestation-order.html
出典:大韓航空ニュースルーム(韓国語)(2026年11月3日)
元記事URL:https://news.koreanair.com/(大韓航空、米国行き乗客を対象にエボラ関連の申告書提出を義務化)

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