オダリチプ カンジャンケジャン明洞本店 食レポ|コース内容・価格・注意点

オダリチプ明洞本店のカンジャンケジャン(ワタリガニの醤油漬け) グルメ

ソウル明洞でカンジャンケジャン(ワタリガニの醤油漬け)を食べるなら、候補に挙がりやすいのがオダリチプ(오다리집/烏達里家)です。明洞のメインストリートから一本入ったビルの2〜3階に入っており、看板が日本語・中国語併記なので旅行者でも見つけやすい店です。

この記事では、実際にオダリチプ明洞本店で食べた内容を写真付きでレポートしつつ、公式サイトに掲載されているコース構成と価格の目安、注文時の注意点を整理します。カンジャンケジャンは加熱していない生のカニを使う料理なので、向き不向きがはっきり出るメニューです。その点も率直に書いておきます。

オダリチプ明洞本店のカンジャンケジャン(ワタリガニの醤油漬け)
看板メニューのカンジャンケジャン。卵(内子)がたっぷり入った雌のワタリガニ

オダリチプ カンジャンケジャンとは

オダリチプは明洞に本店と直営2号店を構えるカンジャンケジャンの専門店です。公式サイトによると、韓方の材料や果物・海藻などを配合した醤油に、卵を持った雌のワタリガニを漬け込み、伝統的な甕(チャンドク)で7日間低温熟成させているとのことです。カニは延坪島産の卵入りの雌を使うと明記されています。

カンジャンケジャンのほかに、炭火焼肉(味付けカルビ、韓牛ロース、豚王カルビなど)、韓牛ユッケ、東莱式の海鮮チヂミなども看板メニューとして扱っており、カンジャンケジャンと焼肉を組み合わせたセットも用意されています。カンジャンケジャンが苦手な同行者がいても、別メニューで回避しやすい構成です。

場所・営業時間・基本情報

ソウル明洞の通りの様子
明洞8ガギル周辺。オダリチプはこの一帯の路地にある

本店は明洞8ナギル28のビル2〜3階です。1階が化粧品店(innisfree)で、階段の入口上に黄色い看板が出ています。看板には日本語で「ワタリガニの醤油漬け(カンジャンケジャン)」「焼き肉(王猪排、牛味付カルビ)」、店名「오다리집/オダリチプ/烏达里家」「2〜3F」「K-pop korean dining」と書かれており、この看板が目印になります。

明洞8ナギル28にあるオダリチプ(2〜3F)の看板
階段入口の上に出ている看板。日本語・中国語表記があり、2〜3階が店舗
項目内容
店名オダリチプ カンジャンケジャン(오다리집)明洞本店/明洞直営店
住所ソウル特別市 中区 明洞8ナギル28 2〜3階
明洞直営2号店ソウル特別市 中区 明洞8ナギル10 サボイホテルB棟 2〜3階
電話+82-2-778-6767(公式サイト記載)
営業時間9:00〜23:00(Googleマップ表示。2号店は8:00〜23:55表示)
最寄り駅地下鉄4号線 明洞駅から徒歩数分
客層日本語・中国語の案内があり、旅行者の比率が高い

本店と2号店は徒歩圏内にありますが別の建物です。Googleマップで検索すると両方が出てくるため、待ち合わせをするときはどちらの店舗かを決めておくと無駄がありません。営業時間は変更されることがあるので、最新情報は公式サイトまたは現地の案内で確認してください。

実食レポート

カンジャンケジャン:卵の濃厚さが主役

運ばれてくるのは、殻を割って食べやすくした状態のワタリガニと、青唐辛子の入った漬け醤油です。甲羅にも身のほうにも、オレンジ色の卵がしっかり詰まっていました。

身は生なので、食感はカニ刺しに近いとろりとした舌触りです。生臭さは感じられず、醤油の塩気は思ったより穏やかで、甘みと出汁感のほうが前に出ます。主役はやはり卵(内子)で、濃厚さはウニやカラスミに近い方向性です。甲羅にご飯を入れて卵と混ぜる食べ方が一番わかりやすく、韓国海苔で巻くと塩気の当たりが柔らかくなります。

一方で、加熱したカニの香ばしさを期待して行くと印象が変わります。生の魚介がまったく食べられない人には厳しいメニューで、Googleマップのレビューにも「生の下処理に慣れが必要だった」という趣旨の声が見られます。初めてなら、最小人数分で頼んで様子を見るのが安全です。

コースの卓上一式:副菜の量が多い

オダリチプ明洞本店のコース卓上一式(副菜・ケジャンビビンバ・ケランチム)
カンジャンケジャンを中心に、副菜・ケランチム・スープ・ご飯が並ぶ

定食(コース)で注文すると、9つに区切られたトレーに副菜がまとめて出てきます。訪問時はキムチ、大根の水キムチ、海藻のナムル、もやし、青唐辛子の醤油漬け、黒豆の煮物、明太子のような和え物などが並びました。これに茶碗蒸し状のケランチム、韓国海苔、つけ醤油が加わり、テーブルはかなり埋まります。

ご飯は、韓国海苔とトビコを乗せたケジャンビビンバ用のものが出てきました。公式サイトでは、カンジャンケジャンのコースを注文するとケジャンビビンバ、ワタリガニ入りのテンジャンチゲ、チャプチェ、ケランチム、海鮮チヂミ(4人分の場合)、エビの醤油漬け(セウジャン)がサービスで付くと案内されています。「カンジャンケジャン1品だけ頼む」より、定食で頼んだほうが卓上の満足度は明確に高くなります。

海鮮チヂミ:生地がやわらかい東莱式

オダリチプ明洞本店の海鮮チヂミ(東莱式ヘムルパジョン)
海鮮チヂミ。生地がやわらかく、イカやエビがごろりと入る

公式サイトでは、釜山出身のオーナーが東莱(トンネ)の老舗を研究して仕上げたチヂミだと説明されています。実際に出てきたものは、外側だけ軽く焼き色がつき、中はふわりと半熟に近いやわらかさでした。日本の屋台で見る、全面がカリカリのチヂミとは別物です。

イカ、エビ、貝類が細かくならずに入っていて、卵とニラの比率が高い配合でした。生のカンジャンケジャンの合間に、温かくて塩気の穏やかなものを挟めるので、組み合わせとしてはかなり有効です。カンジャンケジャンが不安な人の逃げ道にもなります。

土鍋のスープ:ナツメ入りで口直しに

オダリチプ明洞本店の土鍋スープ(ナツメ入り)
ナツメと青ねぎが入った土鍋のスープ。生のカニの合間に挟むと箸が進む

土鍋で提供された白濁スープには、ナツメと青ねぎ、骨付きの肉が入っていました。見た目と具材は参鶏湯(サムゲタン)系ですが、注文時のメニュー名は確認していないため、断定はしません(公式のアラカルトには参鶏湯が₩14,000で掲載されています)。味付けは薄めで、塩気のある副菜や醤油漬けの合間に飲むと箸が進みます。

ドリンク:生ビール TERRA

オダリチプ明洞本店の生ビール TERRA
韓国の定番ラガー TERRA の生ビール。キンキンに冷えたジョッキで提供

生ビールは韓国のラガー「TERRA(テラ)」でした。凍ったジョッキで出てくるので、最初の一口の冷たさがはっきりわかります。すっきりした軽めの味なので、醤油漬けの塩気や青唐辛子の辛さとは相性が良い組み合わせです。公式サイトの価格表では生ビールが₩5,500、焼酎が₩5,000、マッコリが₩6,000となっています。

メニューと価格の目安

以下は公式サイトに掲載されている価格です。公式サイトのメニューページは更新時期が明示されておらず、現地の価格と差がある可能性があります。最新の価格は必ず店頭メニューで確認してください(下表は目安としての参照用です)。

メニュー価格(公式サイト表記)内容
カンジャンケジャン(L)定食 1人分₩40,000ケジャン1匹・テンジャンチゲ・セウジャン1・ご飯
カンジャンケジャン(L)定食 2人分₩80,000ケジャン2匹・チゲ・セウジャン2・チャプチェ(小)・ケランチム・ご飯2
カンジャンケジャン(L)定食 4人分₩160,000上記+チャプチェ(大)・海鮮チヂミ(小)・ご飯4
カンジャンケジャン(M)定食 1人分₩37,000ケジャン1匹・テンジャンチゲ・セウジャン1・ご飯
カンジャンケジャン単品(L/M)₩38,000/₩36,000基本の副菜とご飯のみ
スモールセット(2人分)₩94,000ケジャン(L)1匹+焼肉数種+チゲ+ケジャンビビンバ等
シェフ推薦セット(3〜5人分)₩198,000ケジャン(M)2匹+ヤンニョムケジャン+焼肉多種+ユッケ+チヂミ等
海鮮チヂミ₩20,000単品
韓牛ユッケ₩23,000150g
味付けカルビ₩27,000250g
参鶏湯₩14,000単品
生ビール/焼酎/マッコリ₩5,500/₩5,000/₩6,000

Googleマップ上の評価は執筆時点で本店が4.6(約3,900件)で、価格帯の目安は1人あたり₩30,000〜₩50,000程度という投稿が多く見られます。明洞の観光地価格ではありますが、卵入りのカニを使う料理としては相場の範囲です。

行く前に知っておきたい注意点

  • 生の魚介である:カンジャンケジャンは非加熱の料理です。体調に不安があるとき、妊娠中、小さな子ども連れの場合は無理をせず、焼肉やチゲなど加熱メニューを選ぶ判断もあります。
  • 塩分は強め:醤油漬けの副菜が多く、全体として塩分は高めです。ご飯や海苔、スープと組み合わせて食べるのが現実的です。
  • 階段でのアクセス:店舗は2〜3階で、Googleマップのレビューにはエレベーターがなく階段で待つことがあったという報告もあります。荷物が多いときは注意してください。
  • 混雑する時間帯:夕食のピークは行列になりやすいという声が多いです。早めの時間か、開店直後の朝〜昼の時間帯が狙い目です(朝から営業しています)。
  • 店舗の取り違え:本店と明洞直営2号店は別の建物です。予約・待ち合わせの際は店舗名と住所を確認してください。
  • 静かに食事したい人には不向き:旅行者が多く活気のある店です。落ち着いた食事を優先するなら別の選択肢を検討したほうが満足度は高くなります。

満足度を上げる注文のコツ

初回は「定食」で頼む

単品はご飯と基本の副菜のみですが、定食にするとチゲ・チャプチェ・ケランチム・セウジャンなどが付きます。1人分あたりの差額は小さいので、初回は定食にして全体像を把握するほうが失敗しにくいです。

生が不安なら加熱メニューを併注文

海鮮チヂミ、味付けカルビ、参鶏湯などの加熱メニューを1つ入れておくと、生のカニが合わなかった場合でも食事として成立します。焼肉とケジャンのセットメニューを選ぶのも同じ考え方です。

甲羅+ご飯+韓国海苔で食べる

甲羅に残った卵と味噌にご飯を入れて混ぜ、韓国海苔で巻く食べ方が一番わかりやすく、塩気の当たりも和らぎます。トビコ入りのご飯が出てくる場合は、そのまま混ぜても問題ありません。

明洞観光と組み合わせる

立地が明洞の中心なので、買い物や観光の前後に挟みやすい店です。ソウル観光の組み立てはソウル景福宮の見どころと回り方、明洞での買い物は明洞・ロッテ百貨店のフロアマップ、宿の候補はソラリア西鉄ホテルソウル明洞の宿泊記も参考にしてください。

カンジャンケジャンを別の店とも比べたい場合は、新世界百貨店で生蟹の醤油漬け(ケジャン)を食べた記録もあります。支払いはカードが使える店が多い一方、現金を持っておくと安心なので、両替方法は日本円から韓国ウォンへの両替はどの方法が一番お得なのかで整理しています。

まとめ

  • オダリチプ明洞本店は、明洞8ナギル28のビル2〜3階にあるカンジャンケジャン専門店
  • 主役は卵(内子)の濃厚さ。醤油の塩気は穏やかで、甲羅+ご飯+韓国海苔の食べ方が分かりやすい
  • 定食にすると副菜・ケランチム・チゲ・セウジャンなどが付き、卓上の満足度が上がる
  • 海鮮チヂミや加熱メニューを併せて頼むと、生の魚介が苦手な同行者にも対応できる
  • 価格は公式サイト表記で1人分₩37,000〜、現地価格は変動する可能性があるため店頭で確認
  • 2〜3階で階段アクセス、夕食ピークは混雑。早い時間帯が狙い目

「明洞でカンジャンケジャンを一度は食べてみたい」という目的なら、アクセスと言語対応の面で使いやすい店です。生の魚介への耐性と、塩分の強さだけを事前に見込んでおけば、期待値の調整はしやすいはずです。

出典:オダリチプ公式サイト メニューページ(メニュー構成・価格・店舗情報)
元記事URL:http://www.odarijip.com/menu/menu-bak/
出典:Googleマップ「オダリチプ カンジャンケジャン 明洞直営店」(住所・営業時間・評価・利用者レビュー/執筆時点)
元記事URL:https://maps.app.goo.gl/T4WwcKsyf7rt1Rj86

※写真はすべて筆者撮影です。営業時間・メニュー・価格は変更される場合があるため、訪問前に公式サイトまたは現地の案内で最新情報をご確認ください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました