【11/15連携期限】ハイアットとアメリカン航空の提携強化が終了へ|AAの特典は年内まで、デルタと新提携

ハイアットとアメリカン航空の提携強化終了を伝えるイメージ(飛行機のシルエット) ハイアット

ハイアットとアメリカン航空は2026年9月9日(米国時間)、ワールド・オブ・ハイアットとAAdvantage(アドバンテージ)の間で続けてきた提携強化を、今後は継続しないと発表しました。同じ日にハイアットは、デルタ航空スカイマイルとの長期的なロイヤルティ提携も発表しています。アメリカン航空との特典を今年度分まで受け取るには、11月15日(米国中部時間)までにアカウントを連携しておく必要があります。

この記事では、終了する内容と経過措置の日程、デルタ航空との新提携でわかっていること・まだ決まっていないことを、公式発表をもとに整理します。

発表の要点:AAとの提携強化は終了、デルタとの新提携へ

ハイアットの発表文は、両社が「mutually decided to not continue our enhanced relationship」(提携強化を継続しないことで合意した)と説明しています。終了は一斉ではなく、各プログラムの今年度が終わるまでは、特典の獲得・選択・利用を止めないとしています。

項目内容
アカウント連携の締切2026年11月15日 23:59:59(米国中部時間)。日本時間では11月16日14:59:59
AAdvantage会員がハイアットの特典を得られる期限2027年2月28日まで(Loyalty Point Rewards経由)
ワールド・オブ・ハイアット会員がAAの特典を得られる期限2026年12月31日まで(マイルストーン・リワード経由)
提携終了後も残るもの対象のハイアット滞在で、チェックイン時にAAdvantage番号を伝えると、ハイアットのポイントの代わりに500マイルを選べる
特典を選ぶ期間獲得後の通常の選択期間は確保すると明記

期限が2つに分かれているのは、AAdvantageのロイヤルティポイント年度(3月〜翌年2月)と、ワールド・オブ・ハイアットの暦年ベースの年度に、それぞれ合わせたためとみられます(発表文には理由の説明はありません)。

変更前後の比較:何がなくなるのか

2024年10月の提携強化の発表で、両社は相手側の特典を自分のプログラムの報酬メニューに組み込みました。今回終わるのはこの「相互の報酬メニュー」です。2024年の発表内容と今回の発表を並べると次のとおりです。

対象これまで(2024年10月発表の内容)今後
ワールド・オブ・ハイアット会員のマイルストーン・リワード20〜30泊などでAAの優先座席クーポン2枚、40〜50泊などでメインキャビン・エクストラ座席クーポン2枚、70〜90泊でAAdvantageゴールド、100泊以上でAAdvantageプラチナを選べる2026年12月31日まで。連携は11月15日までに必要
AAdvantage会員のLoyalty Point Rewards獲得ロイヤルティポイントに応じて、ハイアットのディスカバリストやエクスプローリスト資格、カテゴリー1〜4または1〜7の無料宿泊特典を選べる2027年2月28日まで。連携は11月15日までに必要
ハイアット滞在でAAのマイルを貯める対象滞在で1滞在500マイルをポイントの代わりに選べる提携終了後も継続
デルタ航空との関係提携なし上級会員を中心にした「ダブル獲得」を今後数か月内に開始予定

2024年発表の必要泊数やポイント数は、その後改定されている可能性があります。いま選べる内容は、ワールド・オブ・ハイアットのアカウント画面で確認してください。ハイアットのポイントをAAdvantageマイルに移行する一般的な交換や、ハイアットの上級会員がポイントでAAのステータスを1日だけ得られる「Status for a Day」の扱いについては、今回の発表文に記載がありません。

デルタ航空との新提携:わかっているのは骨格だけ

デルタ航空との提携で、現時点で公式に示されているのは次の2点です。ワールド・オブ・ハイアットの上級会員は、対象の運賃クラスでデルタ航空の航空券を買うとハイアットのポイントを獲得できます。デルタ航空スカイマイルのメダリオン会員は、参加するハイアットの施設に泊まるとマイルを獲得できます。どちらも、通常の獲得に上乗せされる「ダブル獲得」の形です。

開始日、対象となる運賃クラスや施設、獲得率、登録方法はまだ発表されていません。ハイアットは、詳細を今後数か月のうちに、追加特典の一部を年内に公表するとしています。現時点で数字をもとにした損得の計算はできない段階です。

日本の会員への影響:AAのステータスを狙っていた人は年内が区切り

今回の変更は米国発表ですが、ワールド・オブ・ハイアットとAAdvantageはどちらも国をまたいで同じ規約で運営されており、日本在住の会員にもそのまま適用されます。日本向けに別の扱いがあるという記載はありません。影響の大きさは、使い方によってかなり違います。

影響が大きい:マイルストーンでAAdvantageプラチナを取るつもりだった人

AAdvantageプラチナはワンワールドの「サファイア」に相当し、日本航空など加盟航空会社の国際線ラウンジを使えるステータスです。ハイアットに年100泊する人にとって、飛行機に乗らずにワンワールドの上級資格を得られる手段でした。この選択肢は2026年12月31日までの獲得分で終わります。今年すでに70泊・100泊に届きそうな人は、11月15日までの連携と、年内の到達を確認しておくと取りこぼしを防げます。

影響が小さい:ポイントの代わりにAAのマイルを貯めている人

1滞在500マイルを選ぶ方法は、提携終了後も続きます。ハイアットの滞在ごとにAAdvantageのマイルを積み上げている人は、今回の発表では変わりません。

今後有利になる可能性:デルタ航空のメダリオン会員

羽田からは米国各地へデルタ航空の直行便が出ており、日本にもスカイマイルのメダリオン会員がいます。こうした会員は、ハイアットに泊まるとマイルを上乗せで獲得できるようになる見込みです。ただし、日本国内のハイアットが参加施設に入るか、日本発の航空券が対象運賃に含まれるかは、まだわかっていません。

注意点

  • 締切は米国中部時間です。日本時間では11月16日の午後3時前が期限になります。余裕をもって手続きしてください。
  • すでに連携している人は、あらためて手続きする必要はないと読めます。ただし、連携が有効かどうかは両方のアカウント画面で確認しておくと安心です。
  • 今年度に獲得した特典の選択期間は通常どおり確保されますが、選び忘れると失効する可能性があります。
  • デルタ航空の新特典は開始前です。現時点では、デルタ航空に乗ってもハイアットのポイントは付きません。

考察:ハイアットは航空提携の相手を切り替えた

同じ日に「AAとの提携強化を終える発表」と「デルタ航空との長期提携の発表」が出たことから、ハイアットが米国の主要航空会社との組み合わせを切り替えたと見るのが自然です。デルタ航空との提携を伝える発表文でも、この関係は独占的なものと位置づけられています。

日本の会員から見ると、二つの意味があります。ワンワールド(日本航空)を軸に動く人にとっては、ハイアットの滞在でワンワールドのステータスに近づく手段が減ります。スカイチーム(デルタ航空、大韓航空など)を使う人にとっては、新しい獲得手段が加わる可能性があります。ただし、デルタ航空との提携の中身は「上級会員向けのダブル獲得」という骨格しか決まっていません。AAとの提携で得られた「泊数に応じた航空ステータス」に相当する特典が用意されるかどうかで、評価は大きく変わります。追加発表を待って判断するのが妥当です。

まとめ

ハイアットとアメリカン航空の提携強化は、ワールド・オブ・ハイアット側が2026年12月31日、AAdvantage側が2027年2月28日を区切りに終わります。どちらも、11月15日(米国中部時間)までにアカウントを連携していることが条件です。1滞在500マイルの獲得は残ります。今年のマイルストーンでAAの特典を狙っている人は、連携状況と到達見込みを今のうちに確かめておきましょう。デルタ航空との新提携は、開始時期と条件の発表を待つ段階です。

出典:Hyatt Newsroom「Update on American Airlines and Hyatt Relationship」(2026年9月9日)
元記事URL:https://newsroom.hyatt.com/AirlineUpdate
出典:Hyatt Newsroom「Hyatt Announces Long-Term Strategic Collaboration with Delta Air Lines」(2026年9月9日)
元記事URL:https://newsroom.hyatt.com/DeltaAirLines
参考:Hyatt Newsroom「American Airlines AAdvantage Program and World of Hyatt Enhance Loyalty Relationship」(2024年10月9日、変更前の特典内容)

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