ANAカードVISAのプラチナ プレミアムカードを所有している身ではありますが、年会費更新を控えるタイミングで改めて持つべきか考える機会があったので、備忘も兼ねてまとめてみました。

カードの特典ついて

まずは特典のおさらいです。

ポイントをマイルに交換

プレミアムカードは1ポイント3マイルのレートで交換できます。これはプレミアムレートならではのレートで、かつ交換手数料も無料です。

ポイントはANAマイレージに移行できます。
交換レート:ANAマイレージ移行可能ポイント1ポイント=3マイル(移行手数料無料)。
「マイ・ぺイすリボ」や「Vクーポン」等のご利用により、上乗せで獲得されたVポイントは5ポイント=3マイル(移行手数料無料)となります。

https://www.smbc-card.com/nyukai/platinum/ana/scene1.jsp

200円で用途限定のVポイントが1ポイント付与され、月の支払額の合計額からポイントを計算、そのポイントがマイルに交換、という形になります。

都度計算ではなく合計額からの計算なので取りこぼしがないのがメリットです。

ANAカードのご利用金額合計200円(税込)につき1ポイントが貯まります。ANAカードのご利用で貯まる「ANAマイレージ移行可能ポイント」は、お持ちのカード種類により、ANAマイレージへの交換コースおよび交換レートが異なります。

https://www.smbc-card.com/mem/cardinfo/cardinfo4010320.jsp

なお、レートはカードのランクによって変わります。3倍になるのはプレミアムのみです。

<ANAマイレージ移行可能ポイントの交換>

ANA VISAプラチナ プレミアムカード会員の方ANAゴールド会員の方ANA一般カード会員の方(手数料あり)ANA一般カード会員の方(手数料なし)ANA銀聯カード会員の方
対象カードANA VISAプラチナ プレミアムカード、ANA VISAプラチナ スーパーフライヤーズ プレミアムカードワイドゴールド、スーパーフライヤーズゴールド一般・ワイド・学生・スーパーフライヤーズ・ANA VISA Suicaカード・ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード、ANA VISA nimocaカード一般・ワイド・学生・スーパーフライヤーズ・ANA VISA Suicaカード・ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード、ANA VISA nimocaカードANA銀聯カード
コース3倍コース2倍コース2倍コース通常コース通常コース
交換レート1ポイント=3マイル1ポイント=2マイル1ポイント=2マイル1ポイント=1マイル1ポイント=1マイル
ポイント移行単位1ポイント以上1ポイント単位1ポイント以上1ポイント単位1ポイント以上1ポイント単位1ポイント以上1ポイント単位1ポイント以上1ポイント単位
移行方式応募方式・自動移行方式応募方式・自動移行方式応募方式・自動移行方式応募方式・自動移行方式応募方式
移行手数料無料無料6,600円(税込)/年度ごと(4/1~翌年3/31)無料無料
https://www.smbc-card.com/mem/cardinfo/cardinfo4010320.jsp

入会・継続マイル

入会で10,000マイル

継続で10,000マイル

が付与されます。これ自体はありがたいですが、後述の年会費を踏まえた上で総合判断したいポイントです。

ANAグループ搭乗でボーナスマイル

こちらはANAグループの飛行機に乗った際に、ANAカードのマイレージ番号を登録しておけば通常のマイルに加えてボーナスマイルがもらえる形となりより多くのマイルが搭乗で貯まります。

ANAグループ便のご搭乗の度に、通常のフライトマイルに加え、区間基本マイレージの区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×50%を積算いたします。

https://www.smbc-card.com/nyukai/platinum/ana/scene1.jsp

一例として羽田-那覇を普通席のvalue45やvalue75に適用される「運賃7」で考えます

普通のAMCですと738マイルですが、プレミアムカードを持っている場合、ボーナスマイルが加算されて1,107マイルとなるのがわかります。

ANA航空券購入でマイルが2倍

マイルが効率よく貯めるには飛行機に乗るのが確実ですね。特にSFC修行や出張などで飛行機に乗る機会が多い方には一気にマイルが貯まるイベントになります

ANAカードマイルプラス加盟店のうち、ANA航空券や機内販売などご利用の際、「ANA VISAプラチナ プレミアムカード」でお支払いいただくと、100円につき1マイルが自動積算されるところ、100円につき2マイルが自動積算されます。

マイルは全日本空輸株式会社より積算されます。

https://www.smbc-card.com/nyukai/platinum/ana/scene1.jsp

付与マイル一例(航空券代74,200の場合)

フライトマイルに加えてクレジットカードの決済によるマイル付与数は以下となります。

  • ANAカードプレミアムVISAの場合
    • 371[Vポイント] -> 1ポイント3マイル -> 1,113マイル
    • 追加で100円につき2マイル -> 1,484マイル
    • よって、 1,113 + 1,484 = 2,597マイル
  • マリオットAMEXプレミアムの場合
    • 2,226[マリオットポイント] -> 742[マイル]

国内線ANAラウンジ無料

本会員のみであるのが残念ですが、本来であればステイタス持ちやプレミアム席を予約しないと入れないラウンジに入ることができます。

ただし「ANA LOUNGE」であり「ANA SUITE LOUNGE」ではないので注意が必要です。

ANA LOUNGEの方はフードがないに等しいのでラウンジの中でお腹を満たすことは難しいでしょう。

https://www.ana.co.jp/ja/jp/guide/lounge/search/card/#status

その他

特筆して取り上げるほどのことではないですがその他の得点を記載します。

  • プライオリティパスが無料
  • グルメクーポン(2人頼むと1人無料になるクーポン)
  • コンシェルジュサービス
  • 国内空港ラウンジ無料
  • Expedia, hotelsドットコムの割引
  • プラチナオファー(後述の画像参照)
  • 旅行付帯保険
  • etc

以下に全て記載されています

https://www.smbc-card.com/nyukai/platinum/ana/services.jsp

プラチナオファーの一例。

年会費

プレミアムカードらしく多くの特典がありますが年会費もそれなりに高いです。

  • 本会員:8万+税
  • 家族会員:4万+税
https://www.ana.co.jp/ja/jp/amc/anacard/ichiran/?filter_type=3

私の結論とカードを持つべき人

私の場合、

  • 家族分の年会費が発生すること
  • ANAマイルが主軸となると出口が実質航空券のみ(ANA Payにチャージなどは1マイルあたりの価値が下がりまくりなのでやりたくない)のみとなり、使い勝手に不便があること
    • また、マイルの特典航空券は取りづらくなっているという実感があります。国際線などは10ヶ月以上前には取るぐらいの気持ちが必要です。
  • ANAマイルには有効期限があること
  • マリオットAMEXプレミアムを使うことで、3マリオットポイント1マイルに交換できることから実質100円で1マイルとなり悪くない条件であること
  • そこまで飛行機に乗らないこと
    • 飛行機によく乗る人でないとこのカードの威力を発揮することは難しいと判断

といった理由から、

  • マリオットAMEXプレミアムをメインカードとする
  • ANAカード プレミアムはSFC修行の決済に全振りしたのちダウングレードしてSFCカードとして運用

という形が最適だという結論になりました。

逆にこのカードを持った方が人は

  • 飛行機に乗る機会が多いこと
  • マイル第一主義のスタンスをもてる(旅行は全てマイルで済ませるぐらいの気持ち)

ではないかなと考えます。

こちらのレビューも参考になりますので合わせてどうぞ。

https://kakaku.com/card/item.asp?id=008046