大日本印刷(DNP)は2026年10月21日、同社が運営する「honto」のお客様情報が外部に漏えいした可能性があると発表しました。hontoが使っていた外部委託先、ユミルリンク株式会社のメール配信システムが第三者から不正アクセスを受けたことが原因です。対象は「honto」メールマガジンの配信を許諾している顧客の氏名、メールアドレス、システム内部の識別番号で、件数は調査中です。パスワード、クレジットカード情報、購入履歴などは、このメール配信システムでは保有していません。
この記事では、DNPの公式発表をもとに、経緯、漏えいの可能性がある情報、hontoを利用している方が気をつけたい点を整理します。
hontoで何が起きたのか
DNPによると、ユミルリンクが運用管理するメール配信システムが第三者に不正アクセスされ、そこに保存されていたhontoのお客様情報が外部に漏えいした可能性があります。DNPグループのシステムに対する不正アクセスは確認されていません。
| 日付 | 出来事 |
|---|---|
| 2026年10月19日 | DNPが、ユミルリンクからメール配信システムへの不正アクセスについて報告を受ける |
| 報告後 | DNPが、hontoのシステムと当該メール配信システムとの連携を遮断 |
| 2026年10月21日 | DNPが公表 |
不正アクセスの原因と影響範囲、外部に漏えいした可能性のある情報については、ユミルリンクが詳細な調査を進めています。
漏えいの可能性がある情報は氏名・メールアドレス・識別番号
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象者 | 「honto」メールマガジンの配信を許諾しているお客様 |
| 漏えいの可能性がある情報 | 氏名、メールアドレス、システム内部の識別番号 |
| メール配信システムで保有していない情報 | パスワード、クレジットカード情報、購入履歴等 |
| 件数 | 現在調査中 |
| 二次被害 | 本件に関連した不正利用等の二次被害は、現時点で確認されていない |
DNPが示している対象者は、hontoのメールマガジンの配信を許諾しているお客様です。具体的に誰が対象かは、調査で判明した段階で個別に連絡されます。
DNPの対応
- hontoのシステムと、ユミルリンクのメール配信システムとの連携を遮断した
- ユミルリンクと連携し、事実関係と影響範囲の特定を進める
- 対象と判明した顧客には個別に連絡する
- 委託先のセキュリティ対策と管理体制を確認し、必要な対策を講じる
hontoを利用している方が気をつけたいこと
hontoを装った不審なメールに注意する
DNPは、漏えいした可能性のある情報を使って「honto」または関係者を装った不審なメールが届くおそれがあるとして、注意を呼びかけています。そうしたメールに記載されたURLへのアクセス、添付ファイルの開封、お客様情報やパスワードなどの入力はしないよう求めています。
氏名入りのメールでも本物とは限らないと考える
ここからは公式発表には記載のない、筆者の見解です。漏えいの可能性がある情報には氏名とメールアドレスの組み合わせが含まれます。宛名に自分の名前が正しく書かれていても、それだけで本物のhontoからのメールだと判断しないほうがよいと筆者は考えます。気になるメールが届いたときは、メール内のリンクではなく、ブックマークや公式アプリからhontoにアクセスして確認することをすすめます。
問い合わせ先
- honto お客様センター:フリーダイヤル 0120-29-1815(IP電話からは 03-6386-1622)
- 受付時間:午前10時〜午後6時(土日祝日、年末年始、当社指定の休日を除く)
- メールフォーム:https://honto.jp/contact.html
まとめ
hontoが外部委託していたユミルリンクのメール配信システムが不正アクセスを受け、メールマガジンの配信を許諾している顧客の氏名、メールアドレス、システム内部の識別番号が漏えいした可能性があります。件数は調査中で、パスワードやクレジットカード情報、購入履歴はこのシステムにはありません。対象と判明した人には個別に連絡が届く予定なので、それまではhontoを装ったメールのリンクや添付ファイルを開かないようにしてください。
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委託先のユミルリンクも、不正アクセスの第一報を公表しています。
出典:大日本印刷株式会社「外部委託先への不正アクセスによる「honto」のお客様情報漏えいの可能性について」(2026年10月21日)
元記事URL:https://www.dnp.co.jp/securityincident20261021.pdf


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